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津村記久子『ミュージック・ブレス・ユー!!』角川書店/2008
表紙が女の子のイラストで可愛い。
高3のアザミとそれを取り巻く友人知人の話。

たくさん外国のロックグループの名前が出てくるのだが、
本当にいる人かわからなかったので、検索してみたら、
レモン・ヘッズやブラック・フラッグの名前はでてきた。
洋楽聴いてる人は、このキャラがこれ聴いてるのか〜という楽しみ方も
できるからいいなぁ。
「確かな文章力と独特のユーモアで、日々の細やかな機微をすくいとる」
って巻末の著者紹介に書いてあるけど、まさにそんな感じだ。
爽やか青春小説って感じじゃない所も好きです。

ただいま『流星の絆』と『葉桜の季節に君を思うと想うということ』を読んでます。
ぐふふ。家で前者、通勤に後者。
最近、朝起きたら、白目がゼリー状になって、
目の中にしわができたりして、非常に怖い。

でも、半日もすると、引いてくるので、眼科にも行かずじまいだ。
ネットで検索してみたら、タイトルと同じキーワードでたくさん引っ掛かったので、
結膜浮腫じゃないかということが分かった。
アレルギーとかで起こるそうだ。
アレルギーというものと無縁だと思っていたのでショック。

私はてっきり、目の使い過ぎかと思っていた。
この前、布団を干したから何か付いてるんだろうか。
夜寝て、朝起きたらなってるもんなぁ。
しかし、付いたもんをどうすればいいのか。
スプレーみたいなのを買うべきなのかなぁ。

…目の使い過ぎじゃなくてちょっとほっとしました。
これで気兼ねなく読書もネットもできます。
今回は母と二人で九州国立博物館に行きました。
『国宝 天神さま 菅原道真の時代と天満宮の至宝』
3時頃から行ったのでけっこう人も少なくて見やすかったです

一階になんだか電子ピアノみたいなものが置いてあるぞ、と
思って近付いたら、家のと同じマーク……これ、プリンター?。
何を印刷したんだろうと思ってホールへ入って行くと、絵巻が置いてある。

九博のサイトから引用
「日本ヒューレット・パッカード株式会社が国宝「北野天神縁起絵巻(承久本)」を高精細複製して制作した「北野天神縁起絵巻(平成記録本)」全9巻を一挙に本邦初公開します。平成20年10月21日(火)〜11月3日(月・祝日)
9時30分〜17時00分」

天神さまの生い立ちから、死後の世界まで描いてある長い絵巻で、
これを見てるだけで10分以上経ってしまった。雷さまや地獄の表現が面白い。
こんなに激しく描くのだなぁ、でもちょっとユーモラスだけど。
最後には天女まで死んでしまうなんて、救いがないような気がするけど…
続きの白紙みたいになってた巻に何か描いてあるかなぁ。

5時までなので、あと1時間半くらいしかないよ、と親を急かし、
会場へ向かう。なんだか、もうすっかり見た気になってるけど、まだまだなのだ。

入ったらすぐに観世音寺の鐘がある。一回聴いたあの鐘だろうか。
九博のサイトに取り外しの写真があったからそうかも。
道真も聴いたらしいけど、どんな鐘の音か思い出せない。高音ではなかったような。

一階にあった絵巻と同じ絵巻があっったけど、全巻はないので、
ここを見た後に下を見たら、楽しめるかもと思いました。

仏像が好きなので、十一面観音菩薩立像にうっとり。
道真が造ったって本当だろうか。うますぎである。

天神さま研究所のところでは全国に天神さまをまつる神社がたくさんあることが
分かってびっくりしました。お恥ずかしながら、二三か所しかないと思ってました。

帰りは参道でお土産用と、その場で食べる用に梅ヶ枝餅を買って食べながら
帰りました。出来たてでラップされていないのが一番おいしい!
皮がぱりっとしてるし。
あんこも皮もお店それぞれだから、もちマップとかあればいいなぁ。


九博のぶろぐるぽに参加しています。
展覧会は11/30まで。


おまけ
大琳派展のチラシをもらい、風神雷神が4つも集まるって面白そうだな〜と
思ったが、東京だけのようなのでちょっとショック。
九博にも巡回したらいいのになぁ。
石橋美術館『ノスタルジア 11.11.11 郡山市立美術館のイギリス美術』
バラが咲き乱れる石橋美術館へ行ってきました。陽射しはまだまだ暑い。

ターナー、ホイッスラー、コットマン……なんだか画材屋さんで目にする名前。
それもそのはず、イギリス絵画では肖像画とともに風景画が重要なんだとか。
風景画も「風景水彩画」というのが今回は多く展示してあって、
小学校でもするから一番なじみのある水彩画が見れて嬉しい。
お城と水辺がセットの風景が多いのはイギリスっぽい。

肖像画はサー・トマス・ローレンスの「ラビー・ウィリアム牧師」が気になる。
牧師さんだけど着てるのはフリフリのシャツだし、目は真ん丸、ほっぺはピンク、
若い、輝いてる、まぶしい〜と牧師らしくないのだ。
きちんと見えるよう、牧師の服がわりにフリフリを着ているのかなぁ。
こんな美形な牧師さんが居たら会いたいものだ。

イギリスというと思い浮かぶのが、ロセッティやミレイのラファエル前派。
チラシの絵のサー・エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ≪フローラ≫は
けっこう大きな絵でした。ロセッティも見れました。


日本をイギリス人画家が描いた作品もあり、
日本なんだけど、表現の仕方が違うと、外国の絵のように感じる。
微妙な違和感なんだけど、悪くない違和感というか。

おまけ
美術館のサイトに11時11分に入館すると粗品プレゼントとあったので、
それに合わせて行ってみました。ポストカードをもらいました。ラッキー。
今回は入館時に作品目録と解説がセットになった冊子を
もらえるので、なんだか豪華だなぁと思いました。
『折れない心の作り方 弱い心を強くするメソッド』齋藤孝/2008
『晩婚・晩産の30代以上女性 晩嬢バンジョーという生き方』
山本貴代/2008/プレジデント社

他人の言うことでよく落ち込む私になんかぴったりかも、と思い
図書館にリクエストしました。
一週間位たった今、覚えているのは最初の「これもなにかの縁」と
考えるだったりします。自分がよくそう思っているからかも。

仕事あり、独身または既婚でも子供なし、の30、40代女性の
消費行動を調査であきらかにしていく本。
子供にかけるお金を自分の興味にばんばん使う晩嬢。

働いて、自分の好きなことにお金を使おう、
結婚はしても子供はいらないとか思っている私は、
りっぱな晩嬢予備軍。読まない訳には行くまい。
読んだ後は、こんなに無駄(無駄とは思ってないかも)使いはするまい、
と思いつつ、
自分の好きなことにお金を惜しまない彼女らを面白いな〜と思ったり。
30〜40代女性をマーケットにする経営者とかが読むのかなぁ。

一人で生きてく老後も気になるので、次は上野千鶴子さんのおひとりさまの老後を
読むか…。
こんなことを考えていると職場の人に若い人は夢を持てと言われますが、
明るい未来のビジョンなんて思い浮かばないもんなぁ。
個人的にこうしたい、はあっても、そうできる環境がない気がするのです。
年金なくても老後って大丈夫かな……。
『名画の秘めごと 男と女の愛の美術史』有地京子/2008/角川マガジンズ
『うつつ・うつら』赤染晶子/2007/文藝春秋
『となり町戦争』三崎亜紀/2006/集英社文庫
『少女が知ってはいけないこと
 神話とおとぎ話に描かれた<女性>の歴史』
片木智年/2008/PHPエディターズ・グループ

名画〜の表紙は二人の女性が上半身裸、という
手に取るのも恥ずかしい絵だったりする。さてこの絵の謎とはいかに?
世界史を選択していなかった私には読み始めは辛いものでしたが、
色んな絵にまつわるウラ話や解説は面白かったです。
ボッティチェリの”春”の解説が読めて良かった。謎だったの、右端の3人。

うつつ〜は「初子さん」も収録。表紙の次の次の紙がものずごくインク臭くて、
何度も読まずに返そうかと思ったけど、冒頭を読んでみて、
続きが気になり、最後はインク臭さも気にならなくなった。…いやそうでもないか。

となり〜、エンタメ系かと思いきや、なんかまじめな話だなぁという感じ。
作者が書きたいテーマは伝わってきました。

少女〜。名画〜を読む前に読んだので、話がつながる所があって面白かったです。
「唐津 鍋島 柿右衛門 九州古陶磁の精華
         田中丸コレクションのすべて」
福岡市美術館で08/10/26まで開催中。

今回は母親と展覧会に行ってきました。珍しい。
大濠に14時半ごろ到着。隣の1時間200円の駐車場に停めていざ出陣。
大型バスが停車していたので、常設展で時間をつぶして行こう、と提案。

1階の古美術の展示で仙がいさんの絵を見て、
仏像や、やきものの部屋も見て、2階へあがる。

あまり込んでなかったので、人のいない作品の前に行って、
じっくり見る。
唐津の渋いうつわと、鍋島のデザインと青の色が好きだなぁ。唐津は目に優しい。

最後の部屋に、抽象画のような作品がありました。現代的。
無料のチラシには載ってない名前なので何焼きかわからないけども面白いです。
その並びには、別のやきものがあり、
ふたの持つ所がウサギ、横のでっぱり部分に獅子が
ついてるものや、ふた付きで丸に近い形の器などがあって、
かわいいなぁと思いました。

私の方が疲れて椅子で休憩を何度もとっている中、
母はひたすら見ているようでした。
年表を見ていると、田中丸さんは私の歳ではもうすでに結婚してたり、
30歳くらいで玉屋の経営をしたり、すごいなぁとしみじみ。

今回の反省。
図録を買っとくべきでした。それかメモをすれば良かったなぁ。
器の呼び方がさっぱり分からない…。
基礎の分かる本買わないとなぁ。
「ー禅画にあそぶ 仙がい名品選」出光美術館(門司)と
博多の聖福寺の、仙がいさんと七日間のイベントの「方丈拝観」に行ってきました。

まず「方丈拝観」の方は、聖福寺の普段入ることの出来ない方丈という所に入れる
イベントです。御朱印を押してもらったり、写経が出来たりします。(有料)
仙がいの遺品の椅子や禅画などがいくつか飾ってありました。
中は結構広く、石の庭とお庭の緑がきれいでした。畳は癒されます。
天井は高いけど、鴨居は低く昔の建物なんだなぁと思いました。

700円のチケットは、拝観料と抹茶と和菓子のセットが込み。
和菓子は仙がいもなかでした。皮に仙がいと押してあります。
(がいは厂に圭という字です)
拝観は08/10/7日の10時から12時まで。正午から方丈には入れなくなります。
お問い合わせ092ー291ー0775(午前9時〜午後5時)

門司の出光美術館では、仙がいの禅画をいろいろと見ることが出来ました。
面白かったのはカエルの作品。
「芭蕉飛び込む水の音」
芭蕉が飛び込む音をすまして聞いているカエルと、
飛び込むからこの音を芭蕉に聞かせてやりたいなぁ、と思うカエルの二作品。

絵の端に仙がいの印鑑が押してありますが、
その印鑑の持つ所は、象なのでした。
彫ってあるのだろうからすごく細かいし、仙がいさんって象が好きだったのかなとか、
当時目新しかったのかなぁとか想像が膨らみます。

こちらは2008/11/3まで。
土日に行く方は新幹線の安い土日限定の切符あり。小倉ー博多が往復3千円。
小倉からは門司港駅まで普通列車でいけば、片道1時間ぐらいで着くはず。
見終わったら、門司港レトロや鉄道記念館とかに行ってもよいかも。

*門司の出光美術館は月曜が休みです。
以下写真は聖福寺。



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『容疑者Xの献身』東野圭吾/2008/文春文庫
小説は読んだことがなく、しかも初めて東野さんの本を読みました。
するすると読めるけど、たくさん伏線が張ってあるので、
2回読んでも面白いのかな〜と思います。
私は気になるとこだけ2度読みました。

映画もちょっと見たいけど、テレビになるまでガマン。
展覧会にはよく行くけど、映画には出し惜しみしてしまいます。