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3月の東京旅(ミュシャ・会田展・お寺)

長徳寺

山口晃さんの『ヘンな日本美術史』に載っていたので行ってみた。
ちょっと変わった六道絵があるお寺である。
アポなしの一般人が文化財を見せてもらえるわけもなく、
それでもお寺の方のご厚意でカラーコピーした冊子を頂き、五分くらいで敷地を後にする。
ただただ、申し訳なかった。



淨眞寺
渋谷から自由が丘駅で乗り換え、九品仏駅で降りて数分。

両脇に(たしか)松の木の参道が見えてくる。

浄真寺はとても広かった。
なのに拝観料は無料。
近所の方たちが散歩がてらお堂に頭を下げていた。

ここには釈迦如来座像と九体の阿弥陀仏と五劫思惟阿弥陀如来座像(アフロっぽい髪型の仏像)がある。

釈迦如来座像のある本堂はちょっと平等院の鳳凰堂に似てる気がする。
仏像の周りの三方の上部が壁になって、そこに小さい仏像が飾られているのです。
仏像の手前の明かりを置く木彫りの龍の台もかっこよかった!

昨年行った浄瑠璃寺は九体の阿弥陀如来が一つのお堂の中に入っていたけど、
ここは三体ずつ三つのお堂に分かれている。(左から下品堂、上品堂、中品堂)

面白いなぁ。

(JTBのMOOK『仏像ワンダーランド 鎌倉 東京』を参考に行きました)


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会田誠展 天才でごめんなさい


閉館二時間前に森タワーに着いたわたしは二つの展覧会を見ようと思い、
会田さんのを最後に見たら夜ごはん食べれなくなるんじゃないか?と考え
会田さんのを見てからミュシャ展に行くことにした。

チケット売り場には会田展に入ろうとする人への注意の呼びかけの看板があり、
なかなかに刺激的な雰囲気が漂っている。
こんなの初めて見た。

恐る恐る会場に行くと会田さんの古い作品から新しい作品まで色々展示されてあった。

一人デモ行進のマシーンは北九州市立美術館で見たことがあったので、
なんだか懐かしい。マイクで喋ると、マシーンがリピートしてくれるのだ。

スーツを着た人の灰色の山はミュシャの戦争の絵にも似たようなものがあった。

たくさんの女子中学生(?)がスクール水着を着て滝で遊ぶ《滝の絵》は、
借りた音声ガイドの会田さんの解説によると「風景画」なんだそうだ。

風景+女性の裸体はよくあるけど、たくさんの女子が同様の水着になるとちょっと変だ。
でも女の子たちの配置がいいのか表情に怖い子がいないからか、
グロテスクな作品でぎゃ~!!となっていたわたしには、けっこうホッとできる絵だった。


会場の一角はカーテンで覆われ、この中はさらに刺激が強いと説明書きがある。

ここにくるまで裸の女の子を見たり、血みどろなものを見て
もうだいぶ刺激をうけまくってきているのに、これ以上何があるんだ?という
好奇心でカーテンをくぐる。

・・・・・エロ半分グロ半分という感じでしょうか。

大きなゴキブリ×女の人にはドキドキしました。畳がいいのか。
あとは・・・・・・書くのは控えます。



ミュシャ財団秘蔵ミュシャ展 パリの夢 モラヴィアの祈り

最初の方にあるミュシャの息子や娘の肖像画が自然な表情を捉えていて素敵だ。

ちょっと怒ってそうだったり、自慢げだったり。


ミュシャと言うと枠がある絵を思い浮かべるけど、それだけではなく
今回の展覧会は枠がない作品や戦争を描いたもの、
祖国のために描いた絵など、色々なミュシャを見ることが出来るので行ってみると良いかも!

色使いや民族衣装も見応えあり。




ミュシャ展を見終わって、スカイビューも満喫したけど、
会田展のピンク色の記憶が抜けず、
食欲なくすかなぁと思っていたけど、
なんやかんや思いながらかつ丼を平らげることができました。


美術館には心を揺さぶられに行こうぜ!


六本木ヒルズ東京シティービュー


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