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「ハーブ&ドロシー」を観てきました

「ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人」を観てきました。

KBCシネマ
で2月11日まで。

ナショナルギャラリーのキュレターさんにキュンときてしまった。

強めの巻き毛、メガネ、紺のジャケット、水色のシャツ、エンジのネクタイ、
ベージュの綿パンを腰で履いてる。30代半ばから40代くらいだろうか。カッコいい!


ハーブとドロシーは一般市民ながら、自分たちの給料で30年間、現代アートをこつこつコレクションしていった夫婦で、コレクションをナショナルギャラリーに寄贈した今も、その謝礼金などでアートを集めている。

コレクションの基準は1LDKのアパートに入ること、と自分たちの収入で買えること。


アーティストの話は美術の教科書にも載るけど、コレクターの話は見たことがなかったので、
どういうふうにして、アーティストと関わっていくのかというのがドキュメントとして見れたので楽しかったです。

あんなふうに自分の作品をじっくり見てくれる人がいるとアーティストもやりがいがあるんじゃないかな。

コレクションは数が多すぎて(1LDKの部屋に5千近く!)ナショナルギャラリーだけには
入りきらず、全米50州の美術館に少しずつ分けて寄贈されることになったそう。
こちらもドキュメント映画として製作されるようです。


エンターテイメントという映画ではなかったけど、1960年~くらいのアメリカのアート(ポップ、ミニマル、コンセプチュアル)に興味がある方や、仲良しな夫婦を見たい方は観に行くとよいかも。




ハーブのようにアートの勉強がしたいな。通信大学かなぁ。美術検定もよさそうではある。