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JR佐賀駅からバスに十五分程度揺られると美術館のあるエリアに到着。会期は終了しましたが、
佐賀県立美術館で行われたキングダムIN佐賀展とロマンシング佐賀展に行きました。
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キングダムの原作者の原泰久さんが佐賀県の基山出身だそうで佐賀で展覧会が開催!



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入場無料ということで財布の紐も緩みます。
お土産に嬉野釜炒り黄金茶と嬉野紅茶四年熟成発酵のお茶。
昔サガフロンティアをプレイしたのでついつい購入。

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好きなキャラクターのアセルスも居た!




サガシリーズ最新作の『サガ・スカーレットグレイス』は
プレイステーションVitaで2016年12月15日に発売!
公式サイトにはまだ載っていないのですが、
弓を構える青年は、小林智美さんの『セルハーン』
カッコいいのでこのキャラクターの話もあるといいなぁ。

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隣の佐賀県立博物館のカフェではキングダムのコラボメニューもありました。
だけども佐賀名物シシリアンライス!温かいご飯の上に色とりどりのサラダと甘辛く炒めた豚肉!!
見た目の華やかさとお肉と野菜のバランスの良さになんだか女子力が上がった気がする。


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嬉野紅茶も。ふんわり甘い香りがしました。



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吉島家 鍋島段通ミュージアム一階に鍋島段通や赤穗段通などを展示。
昔の鍋島段通は今のものに比べると毛足が長いものが多い気がしました。
蟹がハサミを持ち上げたような牡丹の絵柄の蟹牡丹というのが鍋島段通によく見られるデザインだそう。
二階は商談スペースなのですが、壁に何枚かの絨毯が掛かっていました。
たしか一畳で百万円程度。現在の鍋島段通がどんなデザインでおいくらくらいするのか分かって楽しい。
わたしに買えるのはクッションカバーくらいかな。



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佐賀城本丸歴史館ボランティアのガイドさんが居たらぜひガイドをお願いしましょう!
歩きながらかなり詳しく色々教えてくれます。
世継ぎがたくさん生まれて財政難になり、それを次の世代の藩主が財政改革をしていく上で
鍋島段通や唐津焼、有田焼なども盛んになったそう。
佐賀城のある場所というのは昔は干潟だったため、
干拓するために綿を植えてその綿で段通を織ったなんて話を聞くとスーっと頭に入る気がしました。


おそ松さんの『さが松り』にサガシリーズのゲームとコラボした『ロマンシング佐賀3』
そして佐賀ご出身の原泰久さんの漫画『キングダム展』が重なる今の時期、
佐賀を訪れてみようと思う方は多いのではないでしょうか?

この3つを1日で回れるのかな?
そもそも、さが松りを1日で回れるのかな?
というのを試してみたくて行ってみました佐賀県!!!!!!

さが松りとは?

2016年8月28日まで佐賀県唐津市で行なわれているおそ松さんのスタンプラリー。
エリア内にコラボ商品やコラボメニューなどもある唐津市を挙げてのお松りです!
スタンプ設置エリアは大きくわけて2つ。

①唐津城下町コース
(★唐津駅観光案内所・唐津市ふるさと会館アルピノ・★さが松マート・旧唐津銀行・
唐津バスセンター・唐津城天守閣地下階)

②虹の松原コース(☆虹の松原ホテル・からつバーガー・☆麻生本家)
★☆はスタンプラリーの景品の認定証がもらえる場所です。

①と②のコースでもらえる認定証が違いまして、どちらも無料で参加できます。

①のうちどれか3つを巡ってスタンプを集めると唐津城下町マスターの認定証、
6つすべてを回ると限定ポスターがもらえます。

②虹の松原コースの認定証は唐津城下町コースの★でももらえますが、
虹の松原コースでは唐津城下町コースの認定証やポスターはもらえないので要注意。


……頭の中がごちゃごちゃして来ましたよね?
つまりは、コースごとにスタンプを集めて、★☆の場所でスタンプラリーの景品をもらえばOK!
それだけ覚えていればあとは回るのみです。


わたしが循環バスを使って平日に回った時の所要時間は途中休憩などもとりつつ
①二時間半程度②1時間半程度でした。唐津滞在時間のトータルは4時間半でした。


マイカーではなく公共交通機関を使ってスタンプラリーをやってみようという方の参考になれば幸いです。





タイムスケジュールと写真はこちらから
展示室に入り、入り口近くの初期の三作品を見て、
『残照』を目にした瞬間、あぁ!と思った。

『残照』は高い山に登って、遠くの山々を眺めている時のような静かな山の絵だ。
一つ前に飾ってあった絵は、田んぼのあぜの形の面白さに惹かれて
その形を描きたくて描いたのだということが分かるような絵だった。

けれど『残照』には前の絵のように「魁夷が何に惹かれたか」が分かりづらくて、
自分の主張を消して、あるがままの風景を描いている気がした。
「あぁ!ここでこの人は何かに気がついたんだ」と思った。


旅先の北欧で湖にくっきりと映る森林を見て、
普通の絵ならぼやかして描くだろう水に映る木をくっきりと描いたものがあった。

形の面白さを表現するのが好きな人のように思う。

初期の田んぼの絵。冬の京都の屋根が並ぶ絵のリズム感。
雪山の白さと冬の森の針葉樹の暗さ。
水平さを強調した森と湖の風景。


白い馬が出てくる絵ばかりかと思ったら、色んな作品を描いている。
静かそうな絵ばっかりで面白くなさそうだなんて思っていたから驚いた。


旅をして絵を描いて、新しさを取り入れてずっと進化をしていく魁夷の一生を
絵で見ていると涙が出た。

人物の絵ではなくて風景なところも
画家の想いや人となりを勝手に想像しやすいのだと思う。

唐招提寺の襖絵は日本に来る時に目の見えなくなった
鑑真に故郷の風景を見せてやりたいという気持ちから故郷の桂林の山と柳が描かれている。
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鑑真が渡ってきたであろう日本の海のふすま絵も
まるでお堂をそのまま持ってきたように展示されていて、
お寺を拝観しているような気持ちになった。
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山から湧き出る雲の風景を描いた障壁画は大きさもあいまって
その場に居るような臨場感のある絵だった。
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「東山魁夷って、白い馬の絵の人でしょ?」
「道の絵の人でしょ?」と思って食わず嫌いしている人にこそ行って見てほしい展覧会でした。


九州国立博物館
特別展『東山魁夷 自然と人、そして町』

平成28年7月16日(土)〜8月28日(日)
休館日:毎週月曜日 *ただし、8月15日(月)は開館



九州国立博物館のぶろぐるぽに参加しています。
写真は九博からお借りしています。

秘宝展に行く前にまずは腹ごしらえ!

大名のチーズ料理で有名なお店、チーズダイニングアンジェロ&ミカエル
ランチの石焼きチーズリゾットセットを頂きました。

前菜のサラダとドリンク、小さなデザートもついて1080円。
夏バテ気味でも食べやすそうなカポナータのトマトリゾットは
トマトの酸味とチーズがマッチしていて美味しかったです。

2名以上はチーズフォンデュのセットも頼めるんだとか。
(お一人様のランチは石焼きリゾットのみ!
 二人連れの女の子が多かったのはそのせいかも?)


アンジェロから徒歩5分かかるかかからないかの所に
目的地のギャラリーがあります。
美術館はよく行くのですが、ギャラリーは何となく敷居が高い気がして
滅多なことでは行かないわたくし。

ロマンポルノ映画、春画展・・・・・・と福岡であるものにはとりあえず
行っとけとばかりに突撃してきたわたくしなので、
これも行っとかんと!と恐る恐る古いビルの階段を上っていきました。

ハァ、怖い。なんとなく気が重いよ、ギャラリー。
店主さんと話すことになったらどうしよう。
感想なんて何も言えないかもしれない。
などと一段上がるたびに思考回路がマイナスに染まっていきます。

2階に上がると、右手は何かのオフィス、
左手に明るい雑貨屋さんのような雰囲気のお店が。

中を覗くとたくさんの古書と服や雑貨が見やすく並べられています。
建物の外観は古いけど、リノベーションされた一角は新しく清潔な感じがして
ちょっとほっとしました。なんだかこれなら入って行けそう!(失礼)

ショップの脇の通路の突き当りがギャラリーになっていてR18のマークのついた
扉を開けると、珍書ハンターのカラサキアユミさんが集めた性にまつわる雑誌や書籍、
グッズなどの数々が所狭しと置いてありました。

春画が描かれた陶器や木彫りの(?)男根。

圧巻は壁一面にディスプレイされたエロ雑誌!!(正式名称ってなんていうのだろう?)
表紙の一冊一冊の主張がスゴイ!溢れだす存在感!

雑誌のタイトルも色々でこんなにたくさんの雑誌が刊行されていたのだなぁと驚きます。
近付いてみると、見どころにふせんやコメントがあって「ほうほう!」と
興味を引かれて何冊か手に取ってみました。

昭和の写真やキャッチコピーはエロであり、笑いでありました。写真も絵も文も濃い!!

気になったのは雑誌の巻末のお便りコーナー。
恋人(友達?)募集のコーナーがあるのですが、住所も氏名もばっちり載っているので
この雑誌を今読み返したらとても恥ずかしいのではなかろうかと、
投稿した方の気持ちを想像してブルブルしました。


30分くらいでは置いてある本を全然読み切れなかったので
カラサキさんが貸し本屋さんを始めないかな?
なんてことまで考えてしまいました。

ギャラリーに居る間は一人だったので誰とも話すことなくビルを出ようとすると
後ろからタンタンタンと誰かが追いかけてくる音が。

『何かやってしまっただろうか?』とドキドキしていると、
ショップにチラシを置かせてもらっていた若い女性が
「本は好きですか? こういのは好きですか?」
と言うではありませんか。

「えぇと、まぁ。浮世絵の春画を少し・・・・・・」としどろもどろな答えをしていると
エンジョイスペース大名を教えて頂きました。浮世絵のイベントもあるそう。

そして帰宅してネットで上記の名前を検索してみるとY氏のブログにヒット。
濃い世界は濃い世界に繋がっていました。



カラサキアユミさんの展示は7月17日(日)まで開催中!
入場料無料ですので、バーゲンに来た際には大名まで足を運んでみてはどうでしょうか?



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gallery LUMO

住所: 福岡市中央区警固1-12-5-201
TEL: 092-215-0115
営業時間: 12:00~20:00
初めての九州新幹線で博多から一時間もかからずにあっという間に熊本へ。

熊本駅近くになると徐行運転になり、車窓からはブルーシートで
覆われた屋根が所々にあるのが見えました。
震災、本当にひどかったんだろうなぁ。

街の中はどうだろうと繁華街へ行ってみると、
雨にも関わらずアーケードは人であふれていました。
さすがバーゲンシーズン!
アーケードの良いところは傘を差さなくていいところと、
車が来ないので広い道をのんびり歩けるところでしょうか。
友人とのおしゃべりも楽ちんです。

熊本のアーケード街の道幅は福岡よりもだんぜん広くて、四、五車線分くらい。
天井も高いので開放感に溢れています。
ここに来ると熊本に来たぞ~という気になります。

アーケードを抜け、いざ熊本市現代美術館へ。

三年前に開催された魔法の美術館が再び!
『かえってきた! 魔法の美術館 かがやけ、くまもとの笑顔たち』展。
こちらも雨にも関わらず子供たちであふれておりました。
触ったり、動かしたりして遊ぶ体験型アートの展示で、
小さい子たちに混ざって大人も楽しんできました。

画面にボールが当たると絵が変わる作品がありまして、
十人くらいのちびっ子と二分間ひたすらボール投げをしてエネルギーを使いきりました。
(スイッチ《なげる、あてる、ひろがる》)

緒方壽人《WITH OR WITHOUT COLOR》はちょっと不思議な部屋でした。
暗い部屋で光が当たったところの写真が色鮮やかに浮かび上がるのですが、
この仕掛けどうなってるんだろう、もしかしてこうなのかって気付いた時が嬉しかったので
ぼやかしておきます。

松村誠一郎《Dancing Mirror》
画面の前に立つと、動いてない人も動きのある状態で画面の中で踊っている楽しい作品。
激しい動きをするちびっ子の動きはさらに激しいダンスに変換されていて面白かった。




震災時の美術館の状況を下記のブログで読んだあとだったので、
子供たちのはしゃぐ姿や、
ホームギャラリーの天井に設置されているジェームス・タレルの青い空の作品が
いつものように見られたことが嬉しかったです。

『平成二十八年熊本地震被災状況等について』




熊本の友人と夕飯を食べた後は、
駅で好物の熊本土産の陣太鼓を買ってほくほくしながら帰途につきました。

また来るけん、熊本!