新しい物好きのため
『アートフェア・アジア福岡2015』
という展示会に行ってみました。

2015年9月の4、5、6(4日は内覧会のため3日間通し券のみ持っている方のみ入場可)で、
このイベントがあることをつい最近知ったわたしは
1日だけしか行けないのですが3日間通し券を買い求め、
プレスの人や関係者が多く来る4日の内覧会の日に行くことにしたのでした。


ソラリア西鉄ホテルの11階の客室をワンフロア貸し切って、
全国各地のギャラリーの方がそれぞれの作品を
客室内に展示するという面白い試みです。
福岡でこういうのは初めてな気がします。


まずホテルの客室に行くエレベーターを探し(6階のホテルのフロントが分かりやすいかも)
エレベーターを作動させるためカードキーが必要なのでスタッフさんに声をかけて
カードをタッチしてもらってからエレベーターに乗ります。

11時に11階に行ったところ、20人くらいのお客さんがすでに並んでいて、
開場とともに27部屋あるうちの好きな部屋へ散らばって行きました。
関係者のご家族やお知り合い、好きなアーティストが部屋に居ることを知っている方などは、
まずそこへ行かれたようでした。

わたしは何も知らないので一番奥の部屋から順に見ていきました。

部屋の中はベッドやテーブル、椅子、窓辺などホテルらしい風景の中に作品が色々と置いてあります。
ベッドの上に絵画が並べてあることが多く、露店で絵を見るような雰囲気があります。
美術館と違ってそれぞれに値段がついているのもギャラリーらしいところです。

みさき画廊という大分の画廊の扇田克也さんのガラスで出来た家の作品と、
山中現さんという方の淡い色合いの油彩の絵が素敵でした。

大阪のコウイチ・ファインアーツというギャラリーのお風呂場にはサッカード・ディスプレイという
眼球運動を利用したLEDの作品がありました。
パッと見は二本の光る棒なのですが、チラチラ見ていると映像が浮かび上がるという何とも
不思議な作品でした。

東京の小林画廊にはたくさんの田中千智さんの手のひらサイズの小さな絵画作品がありました。
お値段は六~七万とポンと出せる価格ではないのですが、
普段美術館では感じない、アートは買えるのだなというのをまじまじと感じたイベントでした。

一時間と少しくらいで全部の部屋を回ることができましたので、のんびり見たい方はもう少し
多めに時間を取るといいかもです。
ギャラリーの方に作品を説明してもらうのも知らないことが色々分かって面白かったです。





チケット情報
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本当は怖がりなので行こうかどうかずっと悩んでいた。

『進撃の巨人』は恐ろしい場面の多い漫画である。
巨人と戦う登場人物たちのアクションはカッコいいが、いつも勝てるとは限らないし、
多くの人間が犠牲になることも多いのだ。

しかし、恐ろしい描写を乗り越えつつ読んでいると、
巨人とは何か?
この世界には何か隠されている秘密があるのではないか、と疑問が湧いてきて、
怖がりながらも謎を解き明かしたい欲求に突き動かされてページをめくってしまうのだ。

わたしの場合はアニメを見たあとに続きが気になって、
でも怖いシーンが多いので家に置いてはおきたくなくて漫画を借りて読んだクチである。
そんな自分が軽い気持ちで隣県まで行って楽しめるだろうかという不安もあった。

しかし、しかし、展覧会の情報を見ていると
展覧会とは別料金で体験できる
「360°体感シアター“哮”」というものも気になるし、
今年の4月24日に開館した新しい大分県立美術館も気になるのである。

わたしはえいやっと!ローソンで入場チケットを発券し、交通手段を調べ始めた。




翌朝、博多方面から特急ゆふ号に飛び乗り、九大本線で大分まで約2時間半の列車の旅が始まった。

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平日だが、席はわりと埋まっている。
青々とした田んぼと視界の先まで続く平野を抜け、
両脇に緑が生い茂る山道に入ると単線列車の旅らしくてワクワクする。

トンネルをいくつかくぐり、観光地の日田、天ケ瀬、
由布院を通過して45分ほどすると目的の大分駅に到着する。

大分駅からはちょうど良いところに来た市内を100円で走る循環バスの『きゃんばす』に乗りこむ。

5分程度でオアシス広場前(県立美術館入口)のバス停で降りて数分歩くと
車道の向こうに真新しい白い建物が見えてくる。
大分県立美術館(OPAM)だ。

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白をベースにした長方形の建物で、
3面が天井までガラス張りの開放感のあるロビーには
仕切りで区切られていないミュージアムショップがあった。

美術館関係の物の他に、大分の特産品の竹製品やしいたけ、
小鹿田(おんた)焼きなども今風にデザインや包装がされ、
並べられている物を見るだけでも面白い。

じっくり見たいのを我慢して、まずは混みそうな
『360°体感シアター“哮”』に行ってみようと2階へ上る。

チケットだけでも買えないかと訊くと、すぐに案内できるからと言われ
600円を払い、5分程度で中へ。


扉が開くとそこは研修室のようだった。

進撃の巨人関係の装飾はされていないのでますますそう見えるのだろう。
1回で20人~30人は体感できそうだ。

研修室と違うのはテーブルの上にヘッドフォンとゴーグルが置かれていることと
4~5人のスタッフさんがいることだろうか。

ベージュのジャケットにエンジ色のスカーフ、
白のズボンの兵士風の衣装を身につけたスタッフの指示に従い、
ヘッドフォンとゴーグルを装着する。

ネタばれを考慮してまとめると、
トロスト区奪還作戦に出撃する登場人物の一人として
ミカサやアルミンと一緒に行動するというストーリー。

巨人と戦うアクションを自分で行なうことはなく、
見るのみなので運動神経に自信がない人でも大丈夫だ。

立体的な音響と映像でアニメのキャラクターが触れるくらい近くにいるのを感じたり、
立体機動装置のワイヤーに引っ張られて前へ、上へ進んでいく動きを体感できるのは面白かった。

映像自体は5分程度で、説明や前後の装着・取り外しなども含めて10分~15分くらいで終わる。


見終わった後は美術館併設のカフェで大分名物のとり天を食べ、
今日の本命の『進撃の巨人展』へ。

アトラクションのように、ある程度人が集まると部屋の中に通され、
そこで説明を受け、さらに中の部屋へと進んでいく。
通された部屋で演出に衝撃を受けた後は、展示コーナーが続く。

諌山先生の漫画の生原稿の横にコメントが展示してあり、
そんなふうに考えて描いていたんだなぁ~と言うのが分かって面白かった。
それと、原稿のセリフの文字が意外と丸字で可愛かった。

展示してあるサシャの芋は毎日ふかしている、という情報を後から聞いたので
今度行かれる方がいたらまじまじと見てほしい。

小さな頃から今に至るまでの絵の遍歴や影響を受けた漫画なども展示してあったので読んでみたくなった。

出口では再入場不可の物販も行なわれていた。
このときはガラガラだったが、
スタッフの方は10人くらいいたので土日もわりとスムーズではなかろうか。


展覧会の全体的なネタばれレベルはアニメの最終話まで見ている方に合わせてあるようだったので、
コミックスの最新刊まで読んでなくても大丈夫だった。




そして3階の県美のコレクション展を見て駅へ。


美術館から近いガレリア竹町のアーケードから入って進むと
商店街の中に「ウォール・マチナカ」のギャラリーがある。

諌山先生直筆の絵が壁に描いてあり、訪問者も気軽に絵やコメントを壁に書くことができるようになっていて女の子たちが何やら楽しそうに描いていた。

そこを出てさらに歩いているとアーケード内に調査兵団が飾られていて、
道行くちびっこに不思議がられながらもスマホで写真撮影を頑張った。

日差しを和らげるアーケードのお陰でお店を見ながらぶらぶら歩くのも楽しく、
美術館から15分ほどで行ける所を20分以上かけてセントポルタ中央町を出て駅へ到着。



そして帰りは念願のゆふいんの森号に乗り、博多方面へ。
滞在時間4時間の弾丸ツアーはこれにて終了。
行くならお盆前の平日が狙い目かと思われます!


大分県立美術館
『進撃の巨人展』公式サイト
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アウェーなところに来てしまった。
その日のわたしは大人の職場にこっそり社会見学に来た子どもだった。

警備の方に名前を告げて休館日の九州国立博物館内に入ると、思った以上に人が多い。

関係者とそれに応対するスタッフがあちらこちらに居ていつもとは違う活気があるのだ。

関係者でもないわたしがなぜここに居るかというと、
前回ぶろぐるぽに参加した繋がりで
特別展『大英博物館展 100のモノが語る世界の歴史』の開催日の前日に行なわれる
プレス公開日に来ませんかというメールを頂いたからである。

こんな案内が来たことは初めてだったので、
後先考えず「行きます」の返事を勢いよく送信し、会場までやってきたのだが、
なんという心細さだろう。……知り合いが誰も居ない。

場違いな場所に来てしまった申し訳ない気持ちを抱えつつも、
好奇心は満たしたい、見た目は大人、中身は子どもの社会見学はこうして始まったのだった。



博物館の一階にある研修室には三十人くらいが座れるようにテーブルと椅子が並べられていて、
人が少ないことを良いことに前から三番目くらいに席を取る。

プレス内覧会の開始時刻の一六時が近付くと席はほぼ埋まり、
報道関係者の机の上にはボイスレコーダーやカメラなどが準備万端の様子で置かれていた。

服装は私服の人が多いがスーツの方もちらほらいる。

プレスの方はオレンジの腕章、ぶろぐるぽ関係の方は緑の腕章のようだ。
それに気付いて辺りを見回すと、緑は二、三人しか見つけられなかった。
月曜の昼間だから仕方ないのかもしれない。

一番前には九州国立博物館の館長と、
今回の展覧会を担当した学芸員さんと大英博物館の学芸員さんと通訳の方の席がある。

館長さんの挨拶のあと、九博の学芸員さんがこの展覧会の元になった
広辞苑並の分厚い原書を掲げ
(この本の表紙の色は図録の色と同じ黄身のある青色で何か関連があるのかな?)
今回の展覧会の見どころを語った。

百点の物で古代から現代までの世界の歴史を表わすこと、
ストーリーのある物から物が発生するメッセージを読み取ってもらう、
百一点目は巡回するそれぞれの会場で選ぶ、などなど。


質疑応答が終わると、十六時半からは、いよいよ三階に上がって展示品とのご対面だ。

プレス関係者の方と一緒に学芸員の方の説明を受けながら要所要所を見て回る。

棺にレリーフ、有名なロゼッタ・ストーンのレプリカ、ウルのスタンダードと呼ばれる謎の箱、
どこかで見たことがあるぞと言う人が多そうなルイス島のチェス駒など、
物自体の美しさの他に物語がたくさん詰まった展示品が多く並べられていた。


カメラやTVカメラを持った方は話を聞くよりも主に撮影をしている。
書く方の方と分担しているのかもしれない。
話を聞きながら見ていると、一時間と言うのは長いようで意外と短く感じられた。

パッと見た印象での自分のお勧めは

「古代エジプトの化粧パレット」
「ミトラス神像」
「アメリカ先住民のパイプ」
「自在置物(ヘビ)」。

最終章の八章は現代の物が多いので、物が持つストーリーをより身近に感じられた。
まさか、こんな物が展示されるなんてなぁ!という驚きを味わってほしいので、
会場の入り口に置いてある目録は熟読しないほうが良いかも。


内覧会が終わった後も何やら関係者が集まる催しのようなものがあるようで、
わたしが会場から出たあとも九博はまだまだ賑やかだった。

ロンドンバスの写真以外は九博のぶろぐるぽよりお借りしています。

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大英博物館展(九州国立博物館)
平成27年7月14日(火)〜9月6日(日)
休館日:毎週月曜日[ただし7月20日(月)、8月10日(月)は開館、7月21日(火)は休館]



追記。

ぶろぐるぽを書いている方に話しかける勇気がでないまま、
社会見学は終了したため大人の社交性の必要性を実感しました。がんばろう。

そして九博とぶろぐるぽ10周年(!)おめでとうございます。
展覧会の感想を見る機会というのは中々ないので、ぶろぐるぽのようにリンクがまとめてあるのは
とても楽しく、会場に行く前や行った後に他の方のブログを見てなるほどな~と感心するばかりです。
展覧会以外の情報も「そんな素敵な場所が!」とメモをしたりして役立てております。

勉強せねばと思いつつ、知識のないまま突き進んでいるブログですが、
これから行こうと思っている方の興味が少しでも刺激できればいいなと思っております。
(少しは勉強しよう・・・・・・)

これからも楽しい博物館、ワクワクする展示を楽しみにしております。
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福岡アジア美術館の企画ギャラリーCで開催中の田中千智さんの個展に行ってきました。
(H27年7月7日まで。最終日は18時まで)


100号くらいはありそうな大きなキャンバス。
黒く塗り込められた背景に白い顔の人物。

一度見るとその不思議さが忘れられない絵を描く方です。


7月3日からは不定期で公開制作も行なわれるそうです。


久留米の石橋美術館のパレットと自画像でさぐる『画家の素顔』展にも行ってきました。(H27年7月5日まで)

ふつうのパレットだなぁと思うものもあれば、
パレットのふちに岩礁のような油絵具の塊があるパレットもあり、
笠間日動美術館に収蔵されるからといって画家がパレットに絵を描いたものもあり。
(画家の没後に収蔵されたパレットは何も描かれてないことが多い)

普段見られないものが見れて面白い展覧会でした。
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歴史は詳しくないのですが、物には興味がある、ということで、
九博の『戦国大名 九州の群雄とアジアの波涛』展(2015.5.31まで)に行ってきました。
平日の午前中のせいか学生さんの団体や大河や歴史好きの年配の方が多い印象でした。


最初の方のパネルで九州の戦国大名の勢力図が展示されていて、
島津や大友宗麟の力はすごかったのだな~、短い間にいろんな動きがあったのだなぁ~と
いうのが分かりました。

カタナ女子ではありませんが、某オンラインゲームをしているとついつい刀に目がいってしまうもので、
ゲームに出てくる名前の刀ではありませんが、
粟田口の短刀の他に脇差、太刀、薙刀をじっくりと鑑賞しました。

カミナリを真っ二つに切ったという「雷切」に某有名忍者少年漫画が大好きな同行者も、
興奮しておりました。


島津の太刀の刀装がなんともカッコ良かった。
柄の部分に島津の家紋のボタンのようなかざり(七宝?)をこれでもか!とちりばめているのに
全体のバランスがいいので素敵だなぁ~と思いました。
実際に使ったのかは気になるところです。


刀以外にも茶入や鎧兜、ふすまなども展示されており、九州の権力者たちが持っていた物を色々と
眺めることが出来る展覧会でした。

小西行長所有の象牙を薄く加工して貼りつけた「梅花皮写象牙鞍」も素敵でした。
目を凝らしてもつなぎ目が見えなくて、表面がとっても滑らかなのが不思議でじっとみてしまいました。



7月からの大英博物館展のチラシをもらって楽しみにしながら九博を後にしました。


そして帰宅後ぶろぐるぽに寄せられた記事を読んで知ったのですが、

中世刀剣の美
- ふくやま美術館寄託「小松コレクション」と九博の名刀 -

5月19日から6月28日まで
4階文化交流展示室 関連第9室にて展示』もあるとか。


追記

後日、こちらを見にまた九博へ行って参りました。
刀のどこを見たらいいのか分からぬものの、刃文に違いがあるというのに注目してみました。
まっすぐなものや、波のようなものなどさまざまありました。
切れ味に違いはあるのかなぁ。

拵(こしらえ)もシンプルな物などさまざまあって、そんな中での
特別展で見た島津の太刀の島津推しっぷりはやはりすごいんじゃないかな
・・・などと思ったのでした。




九州国立博物館のぶろぐるぽに参加しています。




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天満宮のおみくじの色が初夏らしい緑色でした。

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ミュージアムショップに某ゲームで話題のバームクーヘンがあったので
展覧会会場出口のお土産コーナーで購入した本と一緒に。


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展覧会前に天満宮の裏の天開稲荷で商売繁盛祈願してきました。
行くまでに汗だくでした。ひ~。
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九博の展覧会
『古代日本と百済の交流』
に行ってきました。2015年3月1日(日)まで。

お正月にお参りに行っていなかったので、
もう咲いている飛梅を眺めながら参拝し、いざ博物館へ。

今回の目玉は国宝七支刀( しちしとう)。
2015年の2月15日(日)まで本物が展示してあるということで
七支刀は奈良・石上神宮 (いそのかみじんぐう)でもほとんど公開されない門外不出の宝らしいのですが
今回は特別に出品されているそうです。

滅多にないチャンスという言葉に弱いわたしは
いそいそとコインロッカーに荷物を詰めて入場ゲートをくぐります。

大物なのでたぶん最初に展示されてるに違いないと
思ったらその読みの通り、七支刀は入ってすぐにありました。

21世紀に復元されたぴかぴかの七支刀を見て、進むとそこには
木の枠に綿をつめて前からも後ろからも刀を見られるようにした4世紀に作られた錆びた七支刀が。


なんだか刀のミイラを見ている気分です。
よくぞこの形をとどめて今まで生きて来られたな~!
日本で作られたのではなくて百済からもたらされたものだったんだなぁ~としみじみ。


福岡のとくに太宰府、大野城辺りに住む人にはなじみ深い名前が連発する
展示ゾーンではどうやって外国からの敵から国を守ろうとしたかが詳しく展示されていました。
土塁を造るのにも百済の人が関わってたんだなぁ。

チケットに使われていた菩薩半跏像は思ったよりもとても小さくて、手のひらに乗りそうなサイズでした。
小さい割に衣服のしわの表現が細かいので、もし買うとしたらお高いんじゃないでしょうか。


会場の途中からは『日本発掘展 - 発掘された日本列島2014 -』 に切り替わります。
(ありゃ百済展、意外と短い!)

埴輪の動物の中で一番初めに作られたのはなんと水鳥だそう。
色は土の色の赤茶ではありますが、
大きさといい、形といい「おまる」のようだったのが印象的でした。


博物館1階のチラシのコーナーは九州以外の展覧会のチラシも置いてあって
面白いのでいつも帰り際にぶらぶらと眺めるのですが、

前からなかったような「刀剣春秋」というA3裏表に印刷された新聞(と言っていいのかな?)が
あり、最近刀剣が男の子に擬人化されたゲームを始めたわたしは思わず手に取ってしまいました。

読んでみると刀剣に関する展覧会の情報や刀剣の写真を見て作者名を答えるコーナー、
四コマ漫画などがあってなかなか濃い内容。
そんなに堅苦しくはなく、初心者でも読めます。(知識はあった方がより楽しめそうです)。

送料込み、年間購読料5000円で定期講読も出来るとか。
この出版社さん、ゲームに出てくる刀をまとめた本を出して下さらないかなぁ~と密かに期待しています。

刀剣春秋のサイトへ



話はそれましたが、新年初めての博物館は色々収穫があって面白かったです。
今年も色々行けるといいなぁ~。
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日帰り弾丸旅行で熊本に行ってきました。
『鉛筆のチカラ 木下晋・吉村芳生展』 熊本市現代美術館

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濃さの違う鉛筆22種類を使い分けてモノクロの人物画を描く木下さんと、
鉛筆や色鉛筆で自画像や草花を描く吉村さんの展示を見てきました。

何時間かかった、なんてことはキャプションにないものの、
会場のパネルか、カタログで見た“可視化された時間の集積”って表現がカッコ良かった。


以前山口で見たのは2010年の展覧会だったので、どんな作品が増えてるんだろうと楽しみに
行ったわけですが、会場の入り口のご挨拶のパネルのところで、
吉村さんが2013年に亡くなったことを知りました。

それでも前回見たことがなかった絵はたくさんあって、
拡大されたタンポポの綿毛を見て、こんなふうになっているんだなぁと初めて知りました。

会場の出口近くには、描きかけの絵がかけてあって、制作過程を想像することができました。

写真とキャンバスに升目を引いて、絵を拡大模写していくやりかたなんだけれども、
全部の下書を先に済ますのではなくて、ある程度描いたら塗っていくようでした。
(右端の数列にマスの線だけ残っていたので、そうなのかな~と推測。)


ミュージアムショップでは
カレンダーや手帳の半額セールを行なっていたので覗いてみるとよいいかも。

展覧会の後は会場近くのコーヒー屋さんのカレーハンバーグランチを食べて、
路面電車に飛び乗りました。

近いようで遠い熊本でした。
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現代美術は、とくにビエンナーレやトリエンナーレは
なんとなく生々しいイメージがあって敬遠していたので、だいぶ行くのが遅くなってしまった。

結果は、もうちょっと早く行けば良かったなぁ!である。

福岡アジア美術館トリエンナーレ2014

11月の初めに横浜のトリエンナーレに行ったので(書けていないけど)
比較のためにも行ってみよう!と思い、数日前に行ってみた。

横浜の会場はいくつかのメイン会場に分かれていて、移動に時間がかかったけれど、
こちらはアジア美術館でぜんぶ見ることができるのでありがたい。
映像作品も多々あるので移動時間を見る時間に充てられたのは嬉しかった。

(連携プログラムといって他の場所でトリエンナーレに参加した作家が
同時期に開催する展覧会や映画祭に参加して作品を発表するものなどをのぞく)


横浜は移動中に市内のいろんな観光名所も見れるので、県外からの来訪者は
そういうのも含めて楽しい体験ができました。


まず7階の最初の部屋の福岡釜山アートネットワークの田中千智さんの絵画は
色彩が豊富で幻想的で黒い背景がびしっと画面を引き締めていて引き込まれました。

ムン・ギョンウォン&チョン・ジュンホさんの『妙郷商館』は
画家の青年と北朝鮮が他国で経営する食堂で働く女性のお話。(美男美女!)
ラブストーリーをからめつつ、映像美も楽しめ、国の情勢を知ることができる作品。
20~30分ですが、あっという間でした。


袁廣鳴(ユェン・グァンミン)さんの部屋の四方にスクリーンがあって360度の視界の画像が同時に
映し出される作品も面白かったです。
エレベータに乗っているようにぐんと上がって空や海が見えたかと思うと、また建物の中に戻って、
土や草むらに分け入っていくというような浮遊感を感じる体験ができます。

ヤン・ヨンリァンさんの『極夜之昼』という水墨画風の風景と現代の都市の映像を組み合わせた
絵のような映像のような不思議な作品が面白かったです。


全部の映像作品は見ていないけれど、
特別部門の『モンゴル画の新時代-伝統から現代へ-』まで見て3時間くらい。

仏画を元にしたモンゴル画やそこから離れたモンゴルの現代の作家の作品などがあって
こちらも見応えありでした。







福岡市博物館特別展『九州仏』

九州にもこんなにたくさんの素敵な仏像があるのだなぁというのが分かって楽しい展覧会でした。
しもぶくれの仏像や、パッと見、銅像のように見える木造の仏像、螺髪(パンチパーマのような髪型)が
縄目状に表わされている仏像などがありました。

大分の大山寺の普賢延命菩薩座像もカッコ良かった!
八体の牙のない象(抜けたのかも?)の上に牙のある四体の象、
その上に腕がたくさんある仏像が乗ってる木造仏です。
手や象の立体感など細部までとっても細かい!

日田の永興寺の毘沙門天立像も細かく彫ってあって見応えがありました。ホクホク。


なんと図録は完売したそう。
目録リストはサイトの方から見れるようなので、リストを頼りにいつかお寺巡りをしてみたいものです。
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阿修羅展のようだ!
会場に着くとまず初めにそう感じました。

大量の人数を誘導するために使われる
仕切りがうねうねと折り返されているのです。

この風景は、まるでどこかのアトラクションのよう。

幸い、平日の午後三時ごろだったので列に並ぶことはありませんでしたが、
人が多かったのでまずは四階の文化交流室を見学して、特別展に向かいました。

入場すると一番初めに肉形石。(展示期間は終了しました)

まわりをぐるりと一周できるようにケースに入れられた、
手のひらにちょんと乗りそうな豚の角煮を眺めて、中国の色々な美しいものを見る旅が始まります。


中でもいいなぁと思ったのが、
北宋の時代、宮廷のためだけに制作されたという汝窯(じょよう)の青磁のシリーズ。

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こちらは青磁楕円盤(せいじだえんばん)という球根植物を育てるための物で
普通の青磁よりも青味が強くて、実物を見ると淡いミント色でした。
「水仙盆」と書いてあるので、水仙の球根を育てていたんでしょうか。
こんなきれいな青磁で育つ球根なんて、なんともぜいたくです。

紅釉僧帽形水注(こうゆうそうぼうがたすいちゅう)

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温かみのある赤とポットのような形に親近感が湧きます。

臙脂紅碗(えんじこうわん)。残念ながら写真はありませんが、
さつまいものような鮮やかで美味しそうな紅い色をした小さなお椀でした。


展示の後の方にある紫檀多宝格(したんたほうかく)という皇帝のミニチュア宝箱は
この箱ごと持って帰りたい気持ちになりました。

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宝物も細かいけれど、箱自体も宝物に匹敵するような細かい細工が施されています。



今回はやきものの色々良いものが見れた気がしてほくほくした気分で帰りました。
(一階にある故宮展用の特設お土産コーナーをチェックし忘れたのが心残りかな)




画像は九州国立博物館のぶろぐるぽから提供を受けています。


『台北 國立故宮博物院 - 神品至宝 -』展は2014年11月30日まで開催されています。
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類語辞典を読み始めました。
引っかかった言葉や知らない言葉をメモして、続きはまたそこから読むというものです。
いつまで続くか自分が一番楽しみだったりします。
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