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『図書館が教えてくれた発想法』高田高史/柏書房/2007
『調べるっておもしろい!
 こんなにあるぞ、せんいの種類』塚本治弘/アリス館/1999
『欲望する脳』茂木健一郎/集英社新書/2007

架空のあかね市立図書館を舞台に、アルバイトの女の子が図書館司書の人から、
調べものを学んでいく話。
普通の図書館活用法の本とは違って、ストーリーがあるのが面白い。
図書館で調べものをする前に読んどくと役に立ちます。

前の本とちょっとリンクするかも。
児童書は、専門的なことが分かりやすく書かれている、というのを実感しました。
調べるっておもしろい!

私が理解できたのはほんのちょっとかも。
学習についての章は前の2冊と通じるところがあるかも。
ばらばらに借りたのに、ちょっとずつ重なっていて面白いなぁ。
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一度見たら忘れられない、「濃い」味のある仏像。
普通の仏像の口は、かすかに微笑んでいるくらいだけど、
木喰のは、にんまりと笑っている。それにつられて、目尻も垂れている。
上から目線の見守る仏像、というより、腕の中におさまって自分と会話してくれる
ような仏像だ。
にっこり、を刻むとき、木喰自身もこういう顔になってたんじゃないかなぁ。


60歳を過ぎて90歳くらいまで木の仏像を彫り続け、
現在確認されているのは600体くらい。実際はもっと多かったようだ。
各地を歩いて旅して回ったそうで、どこの村の誰さんの家に
泊まった、などの帳簿もあって読むと面白い。(くずし字じゃないので
読みやすいのです)

乾燥したときに木が割れないよう、背中がくり抜かれている仏像があった。
顔はつるつるでひげがあることだけ分かる。
そりとして子供のおもちゃになったものだそうだ。

昔の人って誰も止めなかったのかしら、と思う。
時代が下って、信仰心がなくなった、
もしくは親しみがありすぎてこんなことになったのか。ううむ。

最後らへんにある文字の先を尖らせた文字(博物館のサイトには載ってなかった)
がものすごくインパクトがあって、思わずじっつと見入ってしまった。

「南無阿弥陀仏」とかが、もうとんでもないことになっているのです。
キュートとかポップとか、そんな感じ。今あってもアートになってそう。
もうちょっとこういう書を見てみたいなぁと興奮しながら出てきました。


おまけ
十二神将の仏像もキュートです。
行く前に仏像の基本を押さえてから行くと、木喰がかなり自分流に
仏様をアレンジしていたか分かってなお面白いかも。

福岡市博物館にて08.03.2まで
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地中美術館からバスに乗り、ベネッセハウスミュージアムへ。
入館料は1000円。

「まずは御飯!」とレストランへ。
メニューはランチが2種類のみ。
(1600円と2500円くらい。別途サービス料が1割つきます)

安い方を選んだけど、高い。(泣)
横のマダム一向は迷わず高い方を選んでいる。
本村で食べれば良かったなぁと思いつつ、旅の最後の御飯を食べる。おいしかった。

ここは普通の美術館のような感じ。作品は現代アート中心。
本で知った「雑草」の作品を探して、うろうろしてやっと見つけた。ふう。
気付かない人も多いんじゃないかなぁ。

色々見た後、歩いてベネッセハウスのパークという所を目指す。
その途中、海岸沿いにたくさんの屋外作品を見ることが出来る。

歩き出すと、晴れていた空は曇り、小雨がぱらついてきた。
沖の方は明るい。
風は冷たい。作品が風に揺られている。一人ぽっちだ。

ニット帽を持ってきて良かった。(マスクもしてたので、だいぶ暖かい)


パークに到着。少し奥には宿泊施設などがある。
早速お土産コーナーに避難。トイレもある。ありがたい。

その後、屋外のニキの作品を見て回る。カラフル!

そして最後に草間彌生のかぼちゃを見て終わる。
福岡にもあるけど、海辺のかぼちゃはひと味違う。

もう少し歩いた、つつじ荘という所からバスに乗って港へ戻り、
岡山に渡り、福岡へ戻った。


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(2008.01/16の旅のはなし)

地中美術館は坂の上にある。

そこから5分くらいの坂の下に、バスや自転車が止まる広場と、
チケット売り場がある。
そこで貸してもらった透明のビニール袋に貴重品を入れ、リュックはロッカーへ。
(たしか、お金が戻ってくるタイプ)

チケット売り場から美術館までは、モネが好きだった植物を植えた庭を
見ながら坂を上って行く。
建物の外の入り口でチケットを渡し、少し坂を上ると入り口らしきものがある。

地面の中にほとんど埋まっているので地中美術館というらしい。
階段を下りて3人のアーティストの作品を見る。
安藤忠雄という建築家が設計した建物自体も作品ととらえるなら4人。
地下だけど、自然光が差し込む場所が多く、地下の感じはあまりしない。

作品は、
クロード・モネが4点。
ウォルター・デ・マリアが1点。
ジェームズ・タレルが3点。
鑑賞料は大人2千円。

通常の展覧会の特別展は作品数100点で1000〜1500円くらいである。
100点なくても、8点で2千円はここくらいじゃないだろうか。
だけど、ものすごく高いにも関わらず、入る人は多いし、
出て行く人は文句を言わないのだ。不思議。

自然光が差し込むモネの部屋は、時間帯によって絵の見え方も変わるそうだ。
白いタイルが壁と床と天井を覆っていて、それに光が当たるようになっている。

ジェームズ・タレルは初めてみたけど、なんだか面白かった。
天井のない部屋で、椅子に座って見ず知らずの人たちとぼんやり四角い空を見上げる。
風を感じる。雨の日はどうなるんだろう。
コンクリートの椅子なのに、ほんのりと暖かい。
暖房が仕込まれているのかも。

もう一つのスペースでは、青い光の部屋に入って行って、戻ってくると、
もと居た場所の白い壁がオレンジに見えるという、
補色残像を体験する作品も面白かった。
(補色までは出てきたけど、分からなかったので言葉を調べちゃいました)
補色うんぬんより、平面に見える部屋にどんどん入って行く感覚が面白い。

ウォルター・デ・マリアは階段のある部屋に、
花コウ岩でできた1メートルくらいの大きな球体が置いてあるへやで、
階段に上って色んな角度から見ることができる。
「転がりませんか?」と解説員に聞くと、「ちゃんと留めてある」とのこと。
金具が見当たらないけど、どうやってるんだろう。

地中カフェでは瀬戸内海が一望できる。
御飯にしようかと思ったら、ドリンクとお菓子(ケーキだったか)ぐらいだったので、
帰ろうとしたら、何も買わなくても、窓の外の広場に出て良いという。
暖かい日は瀬戸内海を眺めながら外でのんびり休憩するのもいいなぁと思った。


トイレの扉が重いのは、なにか理由があるのかなぁ。

階段をぐるぐる上って長い通路を戻るとき、
自分が本の中の主人公にでもなったような気がする。

建物と作品がセットだから、ここでしか見れない。
季節や時間帯で表情が変わる。
2千円は高いけど、出る頃には興奮していて、値段のこと忘れるかも。
(15歳以下はタダらしい。いいね)

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家プロジェクトというのは、
本村地区の「古い家屋を改修し、アーティストが
家の空間そのものを作品化したプロジェクトです」とチケットに書いてある。

今は石橋と、南寺は改装中なので見られない所があると、
港で家プロジェクトのチケットを買うときに言われた。
 午前10時から午後4時半までが開館。チケットは1000円。
(月曜休館。ただし月曜が祝日の場合は開館)

まぁ、せっかく来たのだし、とりあえず全部回ろうと、
遠い所から行くことにする。

「石橋」
本村港を右手に、港のすぐ近くの道を歩く。
漁船がいくつか浮かんでいる。
家の間の小道を通り抜けると、古い作りだけど、新しそうな建物があらわれた。
中に入ると滝の作品が壁に描かれていて、外の明かりがそれをぼんやりと照らしている。
もう一つの建物は改装中で入れず。

「はいしゃ」
二階に上ることもできる。
家の中なのに、巨大な自由の女神像が一階から二階にかけてどんと立っている。
屋根の下の窮屈そうな女神。
「なんだか自由じゃない女神ですね〜」
「女神の自由というタイトルなんですよ」と解説の女性。
屋根をはずして上から入れたとか。
秘密基地っぽい感じの家。

「南寺」
生協売店の前を通り、南寺へ。
売店を覗くと、チーズが高かった。それ以外は普通のスーパーと
同じ位で、2倍までするものはなかった。
晴れて暖かかったら、何か買って外で食べたいところだけど。
南寺は改装中につき、外側のみ眺める。

「護王神社」
隨神門(ずいしんもん)のところにある作品を見ようと、
お寺の脇の長い階段を上って行く。
すぐに見つけたけど、階段は続くので、
行き止まりまで行ってみると、直島八幡神社があった。

お参りして、少し歩くと護王神社がある。
解説員に声をかけると、懐中電灯を渡される。

神社の横の道を下り、お堂の下の方へ伸びる細長い通路を歩いて行く。
人が1人通れるだけの細い通路を抜けると、土らしきものと、奥の方に階段が見える。
これが地上に見えていた階段の一部だと言う。
神様の通り道を歩いた後は、別ルートの階段を下っていく。

「角屋」
明るい女性の解説員のもと、掛け軸と、水が張ってある部屋を見る。
白い猫が私の前をたたたと歩いて行き、奥まで行くと、そこの水を飲み始めた。
水には点滅する時計のようなものがいくつも沈んでいる。なんだか不思議な光景。
面白いおじさんに写真をとってもらった。現像はまだ。

「碁会所」
木でできた椿の花が座敷きにころんと転がっている。
事前に知識がなかったら、木だと気付かなかったと思う。


全部見たので、バスに乗ろうとバス停で待っていたら、
角屋で会ったおじさんが地中美術館まで乗せて行ってくれるという。
色んな人に声をかけていた人なので、
大丈夫だろうと思い、
ついて行く。(警戒してごめんなさい)

途中、たしかゴミ処理場の近くにある大きな陶器の作品を見る。
人の2倍はあるだろう巨大な金網のゴミ箱に、大きなチラシなどが入っている。
ゴミから作ったリサイクルアートだよ、とおじさんが説明してくれた。

いよいよ地中美術館へ。
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8時12分の船に乗るために、7時半位に瓦町から出る電車に乗り、
昨日も行った高松築港駅へ。

駅から見えるところにフェリー乗り場があり、
直島行きの乗り場を探す。
最初に行った所は高速艇の乗り場で今の時期はやっておらず、
ちょっと先の乗り場へ向かう。
車で向かう人も多い。
片道510円で高松港から直島の宮浦港へ50分ほどの船旅。

長い船旅だと思っていたが、
出発前から決まらない、直島の見学ルートの計画を立ててうなっていると、
あっという間に着いてしまった。

直島で見て回る所は大きく3つある。
家プロジェクトの本村地区。
ベネッセハウスミュージアム。
地中美術館。


どの順番で見て回っても良いのだが、直島町営バスという1時間に2本くらいの
100円バスに乗っての移動を考えると、見る時間とバスの出発時間の計画を
立てなくてはならないのだ。
(自転車や徒歩などでも回れます。ルートによって坂が厳しい所あり)

バスは船の到着に合わせてあって、すぐに乗ることも出来たのだが、
まだルートを悩んでいたので、それを見送り、
宮ノ浦港の待合所で荷物を200円のコインロッカーに預け、近くの屋外展示を見に行く。
(ロッカーに入らない大きい荷物は、言えば預かってもらえるようです)


次の9時46分のバスが来たのだが、
バスに書いてある行き先名が違う場所なので迷っていると、
乗っている地元のおじいさんやおばあさんが、「乗んなさい、乗んなさい」と
手招きしてくれた。
おばあさんに「もとむら地区に行きますか?」というと「?」という顔をされる。
「ほんむら」というのが正しい地名なのだが私はそれを知らず、
別のおじいさんが察してくれたようで、行くよとうなづいてくれる。


9時50分くらいには本村の農協前に着き、
すぐ裏の本村ラウンジ&アーカイブという所に行ってみた。
開館の10時になるのを待って、自転車を借りようと思ったのだが、
今は、やってないとのこと。
「石橋という所は歩くと遠いですか?」
とそこの方に聞くと、「近いです」というお答え。

私は、チケットの裏にある地図を頼りに歩きだした。
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太宰府天満宮にお参りして、11時頃入館。
九州国立博物館の『足利義満六百年御忌記念 京都五山 禅の文化展』
に行って参りました。
人は多いけど、すごく並ぶというほどでもなく、とりあえず、ほっ。

仙がいの禅画は楽しいけど、禅って言ったら難しそうだから、
あまり気乗りのしなかった私。
でも、パンフレットの裏に癡兀大慧(ちこつだいえ)坐像の
写真があり、「何かこの人見たことあるな」と思い、ちょっと乗り気に。

入ると最初に、誰もが見覚えのありそうな、だけど、こんなに近くで見ること
なんてまずない、金閣寺のてっぺんに載っている銅像の鳳凰がお出迎え。

仏像や仏画、書などいろいろ見る。癡兀大慧の像と絵を見て、
「やっぱり像の方がいいよね」などと友人と言い合う。
他にも玉眼(ぎょくがん:瞳に水晶がはめこんである)の像があり、
目が光っていて、本物の人のよう。


最後らへんにある地蔵菩薩の像と、十一面観音や韋駄天の像は
特に気に入りました。

お地蔵さまの後ろの光背の形が雪だるまのような形なんだけども、
上の玉にあたるところは、細工がしてあって、形がグッド。

十一面観音は、横顔も素敵で、ちょっと胸がときめく。
ひさびさに仏像にときめいたかも。写真があったらなぁ!

韋駄天は小さい像だけど、そのぶん軽やかさがでてる感じ。かわいい。

4階の文化交流展示室もちょろっと見て周り、参道を後にし、
五条駅近くのノエルの樹というケーキやパフェのお店へ。

友人がよく行くというだけあって、おいしかった〜。
ケーキバイキングと軽食付きのセット(1300円くらい)を頼み、
ケーキを11個食べました。
(ちゃんと小さく切ってあるので正味5個くらいな感じでしょうか)
「もう食べれん……」ぐらい食べました。ふう。
*地元の情報誌、「こんぱす」や「い〜みる」に詳しく載ってます。

その後は、見知らぬ路地を歩きながら、西鉄都府楼前駅まで。
いい腹ごなしになりました。

……花よりだんごなレポートですなぁ。
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