カテゴリ:展覧会レポート( 160 )

歴史は詳しくないのですが、物には興味がある、ということで、
九博の『戦国大名 九州の群雄とアジアの波涛』展(2015.5.31まで)に行ってきました。
平日の午前中のせいか学生さんの団体や大河や歴史好きの年配の方が多い印象でした。


最初の方のパネルで九州の戦国大名の勢力図が展示されていて、
島津や大友宗麟の力はすごかったのだな~、短い間にいろんな動きがあったのだなぁ~と
いうのが分かりました。

カタナ女子ではありませんが、某オンラインゲームをしているとついつい刀に目がいってしまうもので、
ゲームに出てくる名前の刀ではありませんが、
粟田口の短刀の他に脇差、太刀、薙刀をじっくりと鑑賞しました。

カミナリを真っ二つに切ったという「雷切」に某有名忍者少年漫画が大好きな同行者も、
興奮しておりました。


島津の太刀の刀装がなんともカッコ良かった。
柄の部分に島津の家紋のボタンのようなかざり(七宝?)をこれでもか!とちりばめているのに
全体のバランスがいいので素敵だなぁ~と思いました。
実際に使ったのかは気になるところです。


刀以外にも茶入や鎧兜、ふすまなども展示されており、九州の権力者たちが持っていた物を色々と
眺めることが出来る展覧会でした。

小西行長所有の象牙を薄く加工して貼りつけた「梅花皮写象牙鞍」も素敵でした。
目を凝らしてもつなぎ目が見えなくて、表面がとっても滑らかなのが不思議でじっとみてしまいました。



7月からの大英博物館展のチラシをもらって楽しみにしながら九博を後にしました。


そして帰宅後ぶろぐるぽに寄せられた記事を読んで知ったのですが、

中世刀剣の美
- ふくやま美術館寄託「小松コレクション」と九博の名刀 -

5月19日から6月28日まで
4階文化交流展示室 関連第9室にて展示』もあるとか。


追記

後日、こちらを見にまた九博へ行って参りました。
刀のどこを見たらいいのか分からぬものの、刃文に違いがあるというのに注目してみました。
まっすぐなものや、波のようなものなどさまざまありました。
切れ味に違いはあるのかなぁ。

拵(こしらえ)もシンプルな物などさまざまあって、そんな中での
特別展で見た島津の太刀の島津推しっぷりはやはりすごいんじゃないかな
・・・などと思ったのでした。




九州国立博物館のぶろぐるぽに参加しています。




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天満宮のおみくじの色が初夏らしい緑色でした。

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ミュージアムショップに某ゲームで話題のバームクーヘンがあったので
展覧会会場出口のお土産コーナーで購入した本と一緒に。


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展覧会前に天満宮の裏の天開稲荷で商売繁盛祈願してきました。
行くまでに汗だくでした。ひ~。
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九博の展覧会
『古代日本と百済の交流』
に行ってきました。2015年3月1日(日)まで。

お正月にお参りに行っていなかったので、
もう咲いている飛梅を眺めながら参拝し、いざ博物館へ。

今回の目玉は国宝七支刀( しちしとう)。
2015年の2月15日(日)まで本物が展示してあるということで
七支刀は奈良・石上神宮 (いそのかみじんぐう)でもほとんど公開されない門外不出の宝らしいのですが
今回は特別に出品されているそうです。

滅多にないチャンスという言葉に弱いわたしは
いそいそとコインロッカーに荷物を詰めて入場ゲートをくぐります。

大物なのでたぶん最初に展示されてるに違いないと
思ったらその読みの通り、七支刀は入ってすぐにありました。

21世紀に復元されたぴかぴかの七支刀を見て、進むとそこには
木の枠に綿をつめて前からも後ろからも刀を見られるようにした4世紀に作られた錆びた七支刀が。


なんだか刀のミイラを見ている気分です。
よくぞこの形をとどめて今まで生きて来られたな~!
日本で作られたのではなくて百済からもたらされたものだったんだなぁ~としみじみ。


福岡のとくに太宰府、大野城辺りに住む人にはなじみ深い名前が連発する
展示ゾーンではどうやって外国からの敵から国を守ろうとしたかが詳しく展示されていました。
土塁を造るのにも百済の人が関わってたんだなぁ。

チケットに使われていた菩薩半跏像は思ったよりもとても小さくて、手のひらに乗りそうなサイズでした。
小さい割に衣服のしわの表現が細かいので、もし買うとしたらお高いんじゃないでしょうか。


会場の途中からは『日本発掘展 - 発掘された日本列島2014 -』 に切り替わります。
(ありゃ百済展、意外と短い!)

埴輪の動物の中で一番初めに作られたのはなんと水鳥だそう。
色は土の色の赤茶ではありますが、
大きさといい、形といい「おまる」のようだったのが印象的でした。


博物館1階のチラシのコーナーは九州以外の展覧会のチラシも置いてあって
面白いのでいつも帰り際にぶらぶらと眺めるのですが、

前からなかったような「刀剣春秋」というA3裏表に印刷された新聞(と言っていいのかな?)が
あり、最近刀剣が男の子に擬人化されたゲームを始めたわたしは思わず手に取ってしまいました。

読んでみると刀剣に関する展覧会の情報や刀剣の写真を見て作者名を答えるコーナー、
四コマ漫画などがあってなかなか濃い内容。
そんなに堅苦しくはなく、初心者でも読めます。(知識はあった方がより楽しめそうです)。

送料込み、年間購読料5000円で定期講読も出来るとか。
この出版社さん、ゲームに出てくる刀をまとめた本を出して下さらないかなぁ~と密かに期待しています。

刀剣春秋のサイトへ



話はそれましたが、新年初めての博物館は色々収穫があって面白かったです。
今年も色々行けるといいなぁ~。
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日帰り弾丸旅行で熊本に行ってきました。
『鉛筆のチカラ 木下晋・吉村芳生展』 熊本市現代美術館

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濃さの違う鉛筆22種類を使い分けてモノクロの人物画を描く木下さんと、
鉛筆や色鉛筆で自画像や草花を描く吉村さんの展示を見てきました。

何時間かかった、なんてことはキャプションにないものの、
会場のパネルか、カタログで見た“可視化された時間の集積”って表現がカッコ良かった。


以前山口で見たのは2010年の展覧会だったので、どんな作品が増えてるんだろうと楽しみに
行ったわけですが、会場の入り口のご挨拶のパネルのところで、
吉村さんが2013年に亡くなったことを知りました。

それでも前回見たことがなかった絵はたくさんあって、
拡大されたタンポポの綿毛を見て、こんなふうになっているんだなぁと初めて知りました。

会場の出口近くには、描きかけの絵がかけてあって、制作過程を想像することができました。

写真とキャンバスに升目を引いて、絵を拡大模写していくやりかたなんだけれども、
全部の下書を先に済ますのではなくて、ある程度描いたら塗っていくようでした。
(右端の数列にマスの線だけ残っていたので、そうなのかな~と推測。)


ミュージアムショップでは
カレンダーや手帳の半額セールを行なっていたので覗いてみるとよいいかも。

展覧会の後は会場近くのコーヒー屋さんのカレーハンバーグランチを食べて、
路面電車に飛び乗りました。

近いようで遠い熊本でした。
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現代美術は、とくにビエンナーレやトリエンナーレは
なんとなく生々しいイメージがあって敬遠していたので、だいぶ行くのが遅くなってしまった。

結果は、もうちょっと早く行けば良かったなぁ!である。

福岡アジア美術館トリエンナーレ2014

11月の初めに横浜のトリエンナーレに行ったので(書けていないけど)
比較のためにも行ってみよう!と思い、数日前に行ってみた。

横浜の会場はいくつかのメイン会場に分かれていて、移動に時間がかかったけれど、
こちらはアジア美術館でぜんぶ見ることができるのでありがたい。
映像作品も多々あるので移動時間を見る時間に充てられたのは嬉しかった。

(連携プログラムといって他の場所でトリエンナーレに参加した作家が
同時期に開催する展覧会や映画祭に参加して作品を発表するものなどをのぞく)


横浜は移動中に市内のいろんな観光名所も見れるので、県外からの来訪者は
そういうのも含めて楽しい体験ができました。


まず7階の最初の部屋の福岡釜山アートネットワークの田中千智さんの絵画は
色彩が豊富で幻想的で黒い背景がびしっと画面を引き締めていて引き込まれました。

ムン・ギョンウォン&チョン・ジュンホさんの『妙郷商館』は
画家の青年と北朝鮮が他国で経営する食堂で働く女性のお話。(美男美女!)
ラブストーリーをからめつつ、映像美も楽しめ、国の情勢を知ることができる作品。
20~30分ですが、あっという間でした。


袁廣鳴(ユェン・グァンミン)さんの部屋の四方にスクリーンがあって360度の視界の画像が同時に
映し出される作品も面白かったです。
エレベータに乗っているようにぐんと上がって空や海が見えたかと思うと、また建物の中に戻って、
土や草むらに分け入っていくというような浮遊感を感じる体験ができます。

ヤン・ヨンリァンさんの『極夜之昼』という水墨画風の風景と現代の都市の映像を組み合わせた
絵のような映像のような不思議な作品が面白かったです。


全部の映像作品は見ていないけれど、
特別部門の『モンゴル画の新時代-伝統から現代へ-』まで見て3時間くらい。

仏画を元にしたモンゴル画やそこから離れたモンゴルの現代の作家の作品などがあって
こちらも見応えありでした。







福岡市博物館特別展『九州仏』

九州にもこんなにたくさんの素敵な仏像があるのだなぁというのが分かって楽しい展覧会でした。
しもぶくれの仏像や、パッと見、銅像のように見える木造の仏像、螺髪(パンチパーマのような髪型)が
縄目状に表わされている仏像などがありました。

大分の大山寺の普賢延命菩薩座像もカッコ良かった!
八体の牙のない象(抜けたのかも?)の上に牙のある四体の象、
その上に腕がたくさんある仏像が乗ってる木造仏です。
手や象の立体感など細部までとっても細かい!

日田の永興寺の毘沙門天立像も細かく彫ってあって見応えがありました。ホクホク。


なんと図録は完売したそう。
目録リストはサイトの方から見れるようなので、リストを頼りにいつかお寺巡りをしてみたいものです。
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阿修羅展のようだ!
会場に着くとまず初めにそう感じました。

大量の人数を誘導するために使われる
仕切りがうねうねと折り返されているのです。

この風景は、まるでどこかのアトラクションのよう。

幸い、平日の午後三時ごろだったので列に並ぶことはありませんでしたが、
人が多かったのでまずは四階の文化交流室を見学して、特別展に向かいました。

入場すると一番初めに肉形石。(展示期間は終了しました)

まわりをぐるりと一周できるようにケースに入れられた、
手のひらにちょんと乗りそうな豚の角煮を眺めて、中国の色々な美しいものを見る旅が始まります。


中でもいいなぁと思ったのが、
北宋の時代、宮廷のためだけに制作されたという汝窯(じょよう)の青磁のシリーズ。

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こちらは青磁楕円盤(せいじだえんばん)という球根植物を育てるための物で
普通の青磁よりも青味が強くて、実物を見ると淡いミント色でした。
「水仙盆」と書いてあるので、水仙の球根を育てていたんでしょうか。
こんなきれいな青磁で育つ球根なんて、なんともぜいたくです。

紅釉僧帽形水注(こうゆうそうぼうがたすいちゅう)

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温かみのある赤とポットのような形に親近感が湧きます。

臙脂紅碗(えんじこうわん)。残念ながら写真はありませんが、
さつまいものような鮮やかで美味しそうな紅い色をした小さなお椀でした。


展示の後の方にある紫檀多宝格(したんたほうかく)という皇帝のミニチュア宝箱は
この箱ごと持って帰りたい気持ちになりました。

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宝物も細かいけれど、箱自体も宝物に匹敵するような細かい細工が施されています。



今回はやきものの色々良いものが見れた気がしてほくほくした気分で帰りました。
(一階にある故宮展用の特設お土産コーナーをチェックし忘れたのが心残りかな)




画像は九州国立博物館のぶろぐるぽから提供を受けています。


『台北 國立故宮博物院 - 神品至宝 -』展は2014年11月30日まで開催されています。
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アメリカの五大湖周辺にある都市、クリーブランドにある日本美術をたくさん収蔵している
美術館の展示だそうで、九州国立博物館におでかけしてきました。(2014/8/31まで)

お目当ては
河鍋暁斎の『地獄太夫図』

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着物の柄に閻魔様や布袋様、恵比寿様などが描かれていて綺麗です。
後ろの屏風には夜空に浮かぶ月と植物。
細かい描き込みが見たくて、ついクリアファイルを買ってしまいました。
暁斎はいろんな絵を学んだ方なので、その技術がぎゅぅぅっとこの絵に詰まっているのかもしれません。
河鍋暁斎記念美術館「河鍋暁斎とは」のページに飛びます




『蘭亭曲水図』曽我蕭白

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サインペンで描いたようなくっきりとした黒い線が各所にある面白い山水画。
最近の人が描いたのよと言われても違和感がないかも。



『福冨草紙絵巻』
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おならの芸で財をなした人からコツを聞いて、有名になろうとした男性のお話。
聞いたコツが「嘘」だったため、偉い方の前で芸を披露した主人公はひどい目にあい、
奥さんが嘘を教えた人に復讐をする・・・・・・というところまで展示してあったのですが、
その後どうなったのだろう?


雪村周継の『龍虎図屏風』は照明の明暗が1分間の内に変わっていく展示がしてありました。
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龍の顔の白さは暗い中でも目立ちます。
明るくなり始めると、黒く描かれた龍の一部分が闇から浮かび上がって来るようでした。


会場の終わりの方には西洋絵画が数点。
最近よく見るアンリ・ルソーの絵もありました。《虎とバッファローの戦い》
もう終わってしまいましたが石橋美術館にもこちらとは別の絵が飾ってありました。
《イヴリー河岸》という風景の絵でしたが、塗り方や描き方でルソーでしょ?って分かる不思議・・・・・・。



4階の文化交流展示室で、トピック展示が失礼ながら意外と面白かったのでご紹介。
『全国高等学校考古名品展』(2014.9.23まで)

高校考古学といって、高校生が地域の歴史を調べたり、遺跡を掘ったりするらしく、
各校が持っている出土品も展示してありました。

十年以上前の部活の活動報告書の後書きのページに後輩へ託す言葉に
「もうちょっと地域の考古学に関心を持とうよ!」みたいなことが書いてあって
熱いなぁ!高校生って良いなぁ!と思ったり。

自分たちで昔の道具を作って使ってみるという実験考古学が面白そうでした。
4人で4時間かけて勾玉に穴を開けた末の勾玉の展示など。

最後の方には福岡の高校生が糸島の信仰について調べた発表の展示もあって
部活として面白いかもなぁなんて思いました。

考古学ブームがあって「考古ボーイ」なんて言葉もあるとは全然知らなかったので、
特別展のあとに少し覗いてみると新たな発見があるかもしれません。




九州国立博物館のぶろぐるぽに参加しています。
(文中の写真はそちらから提供を受けています)
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JR博多シティ9階のJR九州ホールで開催中のアートアクアリウム展に行ってきました。
(2014年5月11日まで)

金魚が展示されるってどんなだろうと思い、行ってきました。
暗いお部屋の中、音楽や映像が流れ、泳ぎ回るたくさんの金魚たち。

明かりの色が変わるので同じ展示でもじーっと立ち止まってしまいます。

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会場内は広い部屋と狭い廊下のような通路に展示があります。
廊下の方は珍しい金魚を間近に見られます。 

場内はフラッシュなしでの撮影が可能なので、通路側の展示は大変込み合っておりました。
G.Wはご覚悟を!


【追記】
友人の話を聞いたところ、
広い部屋の方は階段上に作品が展示されているので、階段を上り下りできない方の場合は
遠くからしか見られなかったそうで・・・・・・。スロープがあると良かったなぁ。



2014年4月29日まではJR博多駅前広場で九州バラ祭りも開催中~。
バラをその場で買ったり眺めたり、飲食コーナーも少しありました。

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やってきました金沢駅!
鼓をイメージした門がお出迎え~。
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昼は駅からバスで5分くらいの近江市場へ。
野菜や鮮魚を扱うお店がたくさんありました。

お昼は回転ずし。
いったいどうやったらお寿司の色をきれいに出せるのだろう??
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人呼んで忍者寺の妙立寺。内部撮影不可のため入口のみ。
1時間くらいかけて中の仕掛けを説明してくれます。事前に予約が必要。
ガイドさんがいないと迷子になりそうでした。
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西茶屋街。
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繁華街へ行く途中の橋。

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東京国立博物館東洋館(アジアギャラリー)に行きました。

ここはなんと地上5階、地下1階までが展示室!
ロビーの案内図を見て「博物館のデパートだ!」と思わずにいられませんでした。

東洋館は2013年1月2日(水)にリニューアルオープンしたそうで
「東洋美術をめぐる旅」をコンセプトに、中国、朝鮮半島、東南アジア、
西域、インド、エジプトなどの美術と工芸、考古遺物を展示しています。


1階は中国の仏像、2階はガンダーラの彫刻、3階は中国の青銅器、
4階は中国の絵画や書、5階は中国の工芸と朝鮮の美術、
地下は東南アジアの彫刻などがありました。

館内にはエレベーターがあるので1~5階を見た後に、
エレベーターに乗って地下まで下りて見て回りました。


博物館は展示物が多くて見て回るのに苦労するんだろうなぁと、ちょっと身構えておりましたら
意外と見やすくてびっくりしました。

吹き抜けのある造りで解放感があり、フロアごとの面積は広いもの狭いものとあるので
最初から最後まで根を詰めて見るということがなく、適度にリラックスして見ることができます。

ワンフロアがパッと見渡せるように柱や壁があまりないお陰で、
あとどのくらい見るものがあるのかというのが瞬時に分かるのも心理的に楽だなと思いました。

最近のデパートなどもこの方法を使っているところが増えてきたので、
そういう効果を狙っているのでしょうか。

展示物は色々素敵なものがありすぎたので、メモしたものをいくつか並べてみます。

1階の「浮彫十一面観音龕」・・・細部まで丁寧に彫ってあって優しい印象の仏像。

2階のラジュヴァルト(青藍色)の陶器。
全体的に青いのだけども白っぽいもやのようなものがかかっているように見える。
ルドンの青のような雰囲気の壺でした。

4階の楊渭泉(よういせん)の「錦灰堆」(きんかいたい)
水墨画かなと思って掛け軸に近寄って見ると、書や絵のコラージュでした。斬新!

趙之謙(ちょうしけん)の「花卉図」
4点並んだ墨で勢いよく描かれた花や枝の作品。勢いのある花卉って面白い。

5階の「犀角蓮華」サイの角で蓮の花を透かし彫りした作品。蓮の茎や花がまるで花束のよう。
角の形を活かした作品だなと思いました。18Cごろの制作。

地下ではインドの細密画という分野を初めて見ました。
インドの絵画と言うと色も形もインパクトのある仏教美術しか思いつかないのですが、
細密画は雰囲気が落ち着いていて、そのギャップに驚きました。


満喫して外に出るとレストランは満員。
博物館前の広い公園にはお弁当を持ってきてご飯を食べている家族連れがたくさんいました。
10時ごろは誰もいなかったのに!

上野駅の中のカフェでなんとか昼ご飯を食べ、またてくてく開始です。





(これにて3月の東京旅はおしまいです。
また上京して色々な所に行けるといいなぁ。求む、素敵な美術館・建物情報!デス)
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今日は朝から三菱一号館美術館の
「ザ・ビューティフル 英国の唯美主義1860-1900」展へ行きました。
(2014年5月6日まで)

ラファエル前派のすぐ後の時代の展覧会で、昨日見た画家の名前もちらほら目にします。
(ロセッティ、バーン=ジョーンズ、モリスなど)

会場内は「唯、美しく」ということでフォルムや色彩の美を追求した作品が並びます。

なかでもパンフレットの表紙を飾るアルバート・ムーアはその代表のようで、
きれいな形と素敵な色だなと素直に思える作品が多かったです。

《開いた本(『音読』のための習作)》という作品では
ピンクの半袖のカットソーの袖口から重ね着しているグレーの長袖のカットソーが覗いていて、
現代でもすぐに真似できそうな洋服の女性が椅子に座っています。

背もたれに肘をついた右手で頭を支え、右足は立てつつ、左足は床に近付けるように寝せる
というポーズを日常生活ですることはたぶんないでしょうが、
人物に動きがあるので纏っている布にたくさんのひだが出来て、
色や柄とともに見る人に心地良さを与えるのかもしれません。


展覧会のグッズコーナーではイギリスで人気のお菓子や紅茶なども販売されていて、
英国の方がよく飲むブランドの紅茶とハリー・ポッターが好きなチョコというのを買ってしまいました。

・・・・・・まだもったいなくて開封していません。


旅はもう少しつづきます。
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