絵巻って意外に楽しい。

九博の帰りにエントランスの所で、石橋美術館で今度ある
欧米絵画の展覧会のチラシをもらった。
私は、よし、いくぞ、と即決していた。

今まで若冲以前は、九博に足を運ぶこともなかったけど、
ぶろぐるぽのお陰で、招待券を貰って、観て、
他の人の展覧会の感想を読むことが出来た。
今まで、一人で感想を書いていたけど、こんなに人の感想をまとめて
読むことはなかなかできなかったから、九博の企画に感謝である。

それで、帰りがけに考えたのは、
招待券を貰わなければ、私は日本の古い美術に興味がなかったんじゃ
ないかなぁということだ。欧米の絵画には食い付きが良いのに。
その違いってなんだろうと思ったとき、鮮明な色かなぁと思った。

今回の『国宝 大絵巻展』は予想に反して色の鮮やかなもの
ばかりだった。というと、けばけばしいのかと思われそうだけど、
そこまでではない。入り口で修復のことを書いていたから、
きっとその人たちのお陰で昔の人が見たような絵巻が見れるのだろう。


子象を投げる場面の絵を、子象を手に乗せているのかと思ったが、
手に乗せてこれから投げる場面だったのか、と気付く。

前に手を突き出しているのは、どうやら駆けている表現のようだ。

小指の爪くらいの顔の大きさなのに、ちゃんと目や鼻や口が描いてある。

などなど、つぶさに見ていくと発見がある。
(色のこと書いてませんがそれくらい自然ってことです)


大学のとき、源氏物語を当時のペースで読んでみよう、という授業があり、
「いづれの おほんとくぅいにくぁ…」と読み出したが、あまりにも
スローなペースだった。
絵巻は、あまり文章が多くはないけど、
現代以上にゆっくり見ていくものだったら、
細部にまでこだわる必要もあったのかもなぁと思う。


今回は他の人のぶろぐるぽを読み、音声ガイドを初めて借りてみた。(500円)
いつも説明書きのところで止まって進まないが、そんなこともない。
しかも音声の方が字を読んだときより、頭にすんなり入ってくる。
願わくば、無料もしくは200〜300円だったらなぁ〜。

08,4/29から6/1までは後期の展示があり、
私が見た前期とは、がらりと内容が変わる。
気になるのは『日高川草子』。女の人がお坊さんに恋をするようなのだが、
その先は『華厳宗祖師絵伝 義湘絵』とは違う展開が待っているようなのだ。

すっかり物語のとりこになってるかも…。


九州国立博物館『国宝 大絵巻展』08,06/01まで開催中。

*九博のぶろぐるぽに参加しています*
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by hon-j | 2008-04-28 11:25 | 展覧会レポート | Comments(0)