食わず嫌いかもと思って

図書館の美術コーナーにある本の背表紙に、
ユトリロの名前もあったのだけど、
色が暗い感じがして、手にとったことがなかった。

ユトリロの母親は有名画家たちのモデルになり、自分でも絵を描くようになる。
父親はモデルになった画家たちの誰かだろうと言われる。
何とかという人でその名前のフランス読みがユトリロなんだとか。

ユトリロ自身はお酒を飲み、酒代欲しさに安く自分の絵を売ってしまったそうで、
母親や継父、妻のマネージメントで売れる絵を描かされていたようだ。
(よく考えると、管理してくれる人が居なかったら、
こんなに絵が残ってなかったんじゃなかろうか。アル中で生活苦に陥っていたかも)

以上、展覧会で得た知識。

絵を見た感想というのは、ユトリロって建物好きなんだなぁということ。
人間はささっと描いてあるのに、漆喰(しっくい)が好きというだけあって
壁の色が丹念に塗られている気がする。
同じ場所で季節が違う絵とか、ちょっと角度の違う絵など、同じ題材を
描いて飽きなかったのかなぁとも思う。
好きで描いていたならよいなぁとも。

パリの昔ってこんな風景だったんだなぁと思う展覧会でした。

『モーリス・ユトリロ展』
福岡県立美術館19.12.2まで
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by hon-j | 2007-11-01 18:40 | 展覧会レポート | Comments(0)