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一章三笑

三浦しをん『しをんのしおり』新潮文庫,2005
     『妄想炸裂』新書館ウイングス文庫,2003
     『シュミじゃないんだ』新書館,2006

本屋で瀬尾まいこさんのエッセイを買い、まだ読んでない私。ああ。
友人が以前書いたブログを見てくれており、三浦さんを三冊お借りする。サンキュウ。

『シュミじゃないんだ』はボーイズラブ漫画の紹介エッセイ。
あまり知らないのだが(え?)ボーイズラブとは女性の読者向けの男性同士の
恋愛を主軸とした読み物、だ。なのでゲイの人が自分の恋愛の指針になるかもと
思って読むと何だこれはというのが多いかもしれない。作者によって現代のゲイの
抱える問題を描いている人も少なくないとは思うのだけど、残念ながら
私は多くを読んでいないのでなんとも言えない。でもそんな作品を読んでみたい。
(ここでのゲイは男性同士の同性愛者を指しています)

この本は一章読む間に三回は笑う。
で、紹介された漫画を読みたくなってしまう。
この本には紹介された漫画のイラストは載っていなくて、三浦さんの紹介がすべてなのだが、巻末の作品データをコピーして読んでみようかな、と思わせる文章なのである。
漫画の紹介だけではなく、三浦さんのするどい指摘も面白い。

イラストは本文と関係のない、あとり硅子さんのイラストのみ。
共通点は男二人というところか。あとりさんは友だちに紹介されて以来好きなので
イラストが見られて嬉しい。亡くなられたのが残念だ。
『シュミ〜』以外のエッセイも笑ってしまうところ多数でした。
ボンサイダー気になります。(どれに書いてあったやら)

できればたくさんの人に読んで頂き、ボラへの偏見をなくして頂きたいのですが、
よけいなお世話ですかね?奥深いですよ。
(ボーイズラブ、略してボラ。これで笑ってしまいました私)。