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メゾン・ド・ヒミコを観ました。

9/14日。
場所は、天神のKBCシネマ。初めて行くとこだったので、
早めに行って正解でした。
席の指定がないので入った順に、良い席からうまるのです。

ゲイという文字と、なんだか生活感のでている柴咲コウの写真をみて、
映画に行ってみようと思いました。

舞台は、ゲイのための老人ホーム。
ずっと会っていなかった、ゲイの父親の死期が近いと、
父親の恋人の青年から知らされ、戸惑う娘。
会いたくないけれど、お金に困っている娘は、青年からの仕事の申し出を受ける。
毎週日曜に老人ホーム、メゾン・ド・ヒミコに働きに行くのだ。

(ネタばれあり。心して読まれよ)
映画を観た感想は、よかった、の一言で、誰かに勧めたくなりました。
青年と娘がセックスを試みようとする場面は、春彦のゲイという指向を
無視しちゃって、バイでした、という安易な結末になるのかなぁと、はらはら
したりしましたが、監督と脚本家さんは、そのシーンを絶対入れたかったそう。
確かにあのシーンがあることで、お互いの乗り越えられない壁が意識できたのかも
なぁと。
(ここらへんは、パンフやオフィシャル・ブックに詳しく書かれてました)

ラストに、沙織がホームに戻ってくるシーンは、
ハッピーエンドなのかなぁ。
お金の問題は、ホームの今後は、そして春彦と沙織の仲は?と
疑問がいっぱいなのです。
でもきっと、今日というこの日を、何気なく生きてく、
積み重ねて行くしか方法がないから、たとえお金がなくなって、
ホームがだめになって、沙織の思いが春彦にずっと傾いたまんまでも、
それが春彦に受け入れてもらえなくても、登場人物達は生きてくだろうなぁ。
どうなるんだろう。

考えもつかなかったこととしては、ゲイのための老後、介護問題。
家族のいるゲイもいれば、家族のいないゲイもいる。
(ここでの家族は、自分の子供や妻、孫)
どちらにしても、問題がおこりそうで、子どもが欲しくない私も、
老後はどうしたものかなぁと考える。

面白かったシーンはダンスの場面とそこに行くまで。
春彦と専務が車の前で会話するシーン。
麻のスーツの春彦にクラリ。

疑問は、借金がある割に、服がよさげな沙織。
お母さんが生きてるうちに買った服とか、お母さんの服とかかな。
貧乏してても、洋服にお金を使うとこはお母さんと一緒、ということなのかなぁ。
それとも、柴咲コウが着るから高く見えるのか。

9/17からは小倉のシネプレックス小倉でも上映されるそうなので、
ご近所の人は見に行ってみてください。