白鳳展に行ってきた


白鳳展が九時半からだったので八時半ごろ宿を出たわたしは、
東大寺の大仏殿を外からお参りし、お水取りで有名な二月堂に上り若草山を横目に進んで、
十時過ぎに奈良国立博物館に入りました。

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「東大寺大仏殿」


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「二月堂あたり」



わたしが行ったのは平日ではありますがまだ夏休み期間のせいか人も多く、
親子連れの姿もちらほら見られました。


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白鳳時代とは美術史上の区分で、七世紀前半の飛鳥時代との七世紀後半の飛鳥時代では作られる仏像の特徴が変わって来ることから、七世紀後半を白鳳時代と呼ぶのだそうです。

白鳳時代の仏像の姿は若々しい青年のような像や、
あどけない子どものような顔をした仏像など様々で、
優しい顔をした像が多いのが特徴です。




薬師寺の『聖観世音菩薩立像』は白鳳時代の掉尾(とうび)と呼ばれる
白鳳時代らしさを表す仏像の一つです。

若々しくハリのある肌と顔立ち、伸び伸びとした体格からは
五月六月ごろの新緑を見ているような爽やかな印象を受けます。

聖観音を薬師寺で拝観するときは背中の部分を見ることができないのですが、
展覧会では像の周りをぐるりと一周できるようになっていて、
横から体の厚みを見たり肩にかかる緩やかな髪を思う存分眺めることができました。

『阿弥陀三尊像(伝橘夫人念持仏)及び厨子』は厨子と中身が分けて展示されていました。

中身の方は土台(蓮池・れんち)背景(後屏・こうびょう)仏像に分かれており、
組み合わせて作られているのが良く分かります。

花托(かたく)と呼ばれる蓮の花が咲き終わった後にハチの巣のようにみえる部分に一体ずつ
計三体の仏像が乗っています。

花托につながる蓮の茎もストレートではなく少し曲がったようになっていて
味があります。

茎を固定するための台にはちょうどよい大きさの穴が開き、
背景の薄い金属製の板にも細かい模様が彫られています。

パーツごとに細かな細工が施されたこれらが組み合わされて
厨子の中に入っていたことが分かってとても満足でした。


昨日見た玄奘展に出てきた塼仏(せんぶつ・粘土板を型抜きして焼成したタイル状のもの)
もたくさん展示してありました。

玄奘ブームが日本にもあったらしく、それに関連するターバンを巻いた仏像も展示されていました。

奈良以外にも全国各地から集められた白鳳時代の仏像を一度に見ることができる
滅多にない機会だったので九州から足を運んだ甲斐がありました。


地下のカフェ葉風泰夢で1日20食限定で笛吹童子のチョコレートケーキも。
洋菓子店から運ばれてくるだけあって、本格的なお値段とお味でした!

コーヒーとセットで1300円~1400円くらいだったかと。
外はとろけるようなチョコ、中はチョコと抹茶のクリームで美味しかったです。

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白鳳展(奈良国立博物館のサイトへ)

『開館120周年記念 白鳳 花ひらく仏教美術』
平成27年9月23日(水・祝)まで



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側溝で涼む朝の鹿。
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