プレス内覧会に行ってみた

アウェーなところに来てしまった。
その日のわたしは大人の職場にこっそり社会見学に来た子どもだった。

警備の方に名前を告げて休館日の九州国立博物館内に入ると、思った以上に人が多い。

関係者とそれに応対するスタッフがあちらこちらに居ていつもとは違う活気があるのだ。

関係者でもないわたしがなぜここに居るかというと、
前回ぶろぐるぽに参加した繋がりで
特別展『大英博物館展 100のモノが語る世界の歴史』の開催日の前日に行なわれる
プレス公開日に来ませんかというメールを頂いたからである。

こんな案内が来たことは初めてだったので、
後先考えず「行きます」の返事を勢いよく送信し、会場までやってきたのだが、
なんという心細さだろう。……知り合いが誰も居ない。

場違いな場所に来てしまった申し訳ない気持ちを抱えつつも、
好奇心は満たしたい、見た目は大人、中身は子どもの社会見学はこうして始まったのだった。



博物館の一階にある研修室には三十人くらいが座れるようにテーブルと椅子が並べられていて、
人が少ないことを良いことに前から三番目くらいに席を取る。

プレス内覧会の開始時刻の一六時が近付くと席はほぼ埋まり、
報道関係者の机の上にはボイスレコーダーやカメラなどが準備万端の様子で置かれていた。

服装は私服の人が多いがスーツの方もちらほらいる。

プレスの方はオレンジの腕章、ぶろぐるぽ関係の方は緑の腕章のようだ。
それに気付いて辺りを見回すと、緑は二、三人しか見つけられなかった。
月曜の昼間だから仕方ないのかもしれない。

一番前には九州国立博物館の館長と、
今回の展覧会を担当した学芸員さんと大英博物館の学芸員さんと通訳の方の席がある。

館長さんの挨拶のあと、九博の学芸員さんがこの展覧会の元になった
広辞苑並の分厚い原書を掲げ
(この本の表紙の色は図録の色と同じ黄身のある青色で何か関連があるのかな?)
今回の展覧会の見どころを語った。

百点の物で古代から現代までの世界の歴史を表わすこと、
ストーリーのある物から物が発生するメッセージを読み取ってもらう、
百一点目は巡回するそれぞれの会場で選ぶ、などなど。


質疑応答が終わると、十六時半からは、いよいよ三階に上がって展示品とのご対面だ。

プレス関係者の方と一緒に学芸員の方の説明を受けながら要所要所を見て回る。

棺にレリーフ、有名なロゼッタ・ストーンのレプリカ、ウルのスタンダードと呼ばれる謎の箱、
どこかで見たことがあるぞと言う人が多そうなルイス島のチェス駒など、
物自体の美しさの他に物語がたくさん詰まった展示品が多く並べられていた。


カメラやTVカメラを持った方は話を聞くよりも主に撮影をしている。
書く方の方と分担しているのかもしれない。
話を聞きながら見ていると、一時間と言うのは長いようで意外と短く感じられた。

パッと見た印象での自分のお勧めは

「古代エジプトの化粧パレット」
「ミトラス神像」
「アメリカ先住民のパイプ」
「自在置物(ヘビ)」。

最終章の八章は現代の物が多いので、物が持つストーリーをより身近に感じられた。
まさか、こんな物が展示されるなんてなぁ!という驚きを味わってほしいので、
会場の入り口に置いてある目録は熟読しないほうが良いかも。


内覧会が終わった後も何やら関係者が集まる催しのようなものがあるようで、
わたしが会場から出たあとも九博はまだまだ賑やかだった。

ロンドンバスの写真以外は九博のぶろぐるぽよりお借りしています。

b0070756_14373298.jpg


b0070756_14374190.jpg


b0070756_1438162.jpg




大英博物館展(九州国立博物館)
平成27年7月14日(火)〜9月6日(日)
休館日:毎週月曜日[ただし7月20日(月)、8月10日(月)は開館、7月21日(火)は休館]



追記。

ぶろぐるぽを書いている方に話しかける勇気がでないまま、
社会見学は終了したため大人の社交性の必要性を実感しました。がんばろう。

そして九博とぶろぐるぽ10周年(!)おめでとうございます。
展覧会の感想を見る機会というのは中々ないので、ぶろぐるぽのようにリンクがまとめてあるのは
とても楽しく、会場に行く前や行った後に他の方のブログを見てなるほどな~と感心するばかりです。
展覧会以外の情報も「そんな素敵な場所が!」とメモをしたりして役立てております。

勉強せねばと思いつつ、知識のないまま突き進んでいるブログですが、
これから行こうと思っている方の興味が少しでも刺激できればいいなと思っております。
(少しは勉強しよう・・・・・・)

これからも楽しい博物館、ワクワクする展示を楽しみにしております。
[PR]
by hon-j | 2015-07-17 15:43 | 展覧会レポート | Comments(0)