2014年3月の東京旅その3

本日三軒目は六本木の森アーツセンターギャラリーへ。

「テート美術館の至宝ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢」(会期終了)を見るため、
夕暮れ時の街をてくてくと歩きます。六本木は外国の人とよくすれ違う気がします。

到着は18時過ぎでしたが、会場内はけっこうな人でした。
20時までのせいか、金曜のせいかお客さんが次々とやってきます。


ラファエル前派とは(以下公式サイトより引用)


「1848年ロンドンー前衛芸術運動を起こし、英国の美術史に大きな影響を与えた芸術家グループが
7人の若者によって結成されました。

正式名称は「ラ ファエル前派兄弟団(Pre-Raphaelite Brotherhood)、略してPRB。

中心となったのはロイヤル・アカデミーで学ぶ3人の学生、ジョン・エヴァレット・ミレイ(1829-96)、
ダ ンテ・ゲイブリエル・ロセッティ(1828-82)、ウィリアム・ホルマン・ハント(1827-1910)でした。

彼らは盛期ルネサンスの巨匠ラファエロ を規範としてその形式だけを踏襲する当時のアカデミズムに
反発し、ラファエロ以前の率直で誠実な初期ルネサンス絵画を理想としてこのグループ名を付けました。

彼らの作品は、具体的にはどういった絵画だったのでしょうか?

彼らは自然をありのままに見つめ、その姿を正確に写しだそうとして、戸外での制作を試みたり、
くっきりした明るい色彩を使用し細部を描き込んだりして、リアリズムに徹した画面を作り上げたのです。

当初、そのような姿勢や絵画は社会から猛反発を受け、一種のスキャンダルになりましたが、
美術評論家ジョン・ラスキンの援護もあり、しだいに受容されていきました。」



わたしは乙女座なのでどうしてもロセッティの『プロセルピナ』に目が吸い寄せられます。

ペルセポネと言う方がしっくりくるかもしれませんが、冥府の王プルートによって攫われ、
冥府の食べ物のザクロを食べてしまったばっかりに一年の半分を冥府で、半分を地上で暮らすことになった女神様です。
ザクロを片手に何か考えていそうな彼女は何を考えているんでしょう。

ロセッティを初めて本で見た時から、がっしりした骨太な女性を描く画家という印象があります。
そう感じるのは、体格や鼻筋やあごのせいかな~と思っていたのですが、
目なのかもしれないなぁと思いました。瞳に意思が感じられるような気がします。

ラファエル前派がモデルにした女性たちというのは当時の美人の基準からすると
ちょっとずれているらしくて、新しい美をそういう女性に求めたのかな。


会場の出口間近にあったラファエル前派の人物の関係図に三角関係が二組もあって
面白いなぁと熱心に見てしまいました。
これが入口のところに飾ってあったら絵の見方も変わっていたかも。





つづく
[PR]