若冲と繁二郎とやきものが好きならGO!

雨の中「金閣・銀閣の寺宝展 雪舟、等伯、宗達、そして若冲」展に行ってきました。

今回は会場が二つに分かれているということで、まずは石橋美術館に行き
そこから無料のシャトルバスに乗って有馬記念館に行きました。

石橋美術館の本館で展示をしているものかと思いきや、
本館はコレクション展示で、別館でこちらの展覧会が行なわれていました。

せっかくなのでまずは本館から。

今回は坂本繁二郎の絵がわりかし多く飾ってあったので、
じ~っと見ていますと、20代~30代の若い時は人物も背景もけっこう細かく描いているのに、
40代以降は背景と人物や動物などが一体になって、平面的になっていってる
ことが分かりました。

「老婆」という作品はパステルカラーが多いイメージの繁二郎からすると
暗い色遣いなので不思議だな~と長い間眺めていました。
色だけで立体感を出す練習でもしていたのかなぁ。

繁二郎の日本の風景の版画は初めて見ました。なんだか浮世絵っぽい?
家に一枚くらい欲しい、見ていていて気持ちの良い作品です。


別館に行きますと、いまだかつてここでこんなに人と遭遇したことは無いというくらい人が多くて
びっくりしました。さすが伊藤若冲なのか、展示が2月8までだからなのか。

展示室に入ると、大きくて
色鮮やかな釈迦三尊像の文殊菩薩、釈迦如来、普賢菩薩が目を惹きます。

ボストン美術館の普賢菩薩の白い像は目も牙も鋭かったけど、若冲の像は左右で目の形が
違うし、たれ目だし、全体的にしわしわしていて牙はあるのになんだか怖くはありません。


「玳玻天目散花文茶碗」という花の柄の様なものが内側に釉薬で描かれている茶碗が綺麗でした。
外側はタイマイという亀の甲羅のようなまだらな模様で、中とは違う柄になっています。

別館のエレベーター横の小さな展示室にもあった
「黄瀬戸大根文輪花鉦鉢」という大根の絵が描かれたやきものは全体的に淡い黄色で
大根がよりおいしそうに見えました。


そして、シャトルバスに乗り込み20分くらいで有馬記念館に到着。
久留米城跡なんて初めて来ました。

坂道を少し上ると、建物の二階が展示室になっています。
そんなに広くはありません。石橋美術館の別館よりも狭いような。

ここには若冲のモノクロ作品がいくつか展示してあります。

筋目描きという、輪郭線を描かずに墨の濃淡で描き、境界が白く残ることで亀の甲羅や
小槌の木目を出している絵がありました。

やきものも色々展示してあって、見ていると点々がもみじに見えなくもない「銘龍田」や
色と形のきれいな「銘藤波」、形も柄もびっくりな織部焼の「黒織部沓茶碗」がありました。


雨だったのもあってシャトルバスを待つ時間が勿体なかったので、
歩いてJR久留米駅まで行きました。15分くらいかかりました。

有馬記念館のレストランが開いていたら、お茶でもして時間をつぶせるので、
もうちょっと長く営業してくれると嬉しいかも。
そんなことを思っていたら2月2、3はシャトルバス増便&無料休憩所もできるそうですよ。
うらやましい。

有馬記念館のサイトへ

(有馬記念館は20分くらいあればゆっくり見れるので、ちょうどよい間隔でバスに乗れそうです)
[PR]