東京都庭園美術館に行ってみた

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「森と芸術」展(H23年7月3日(日)まで)
そのあとは巡回。
福井県立美術館7月29日(金)~8月28日(日)
札幌芸術の森美術館  9月3日(土)~10月23日(日)



JRの目黒駅から10分ほど歩くと、交差点の先に木が生い茂っている一角があった。
入場料を払って中に入ると、背の高い緑の壁がざわざわとした外の景色を遮って、車の音もだいぶ聞こえないようになった。

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雨が降ってきたので慌てて道の奥の建物の入口まで走ると、ルネ・ラリックのガラスの女性のレリーフが私を迎えてくれた。
足元の床にはモザイクのタイルが敷き詰められている。

こちらの美術館は昔、朝香宮(あさかのみや)邸として1933年に建てられた建物で、1920年代~1930年代にかけてヨーロッパを席巻した装飾様式「アール・デコ」を現在に伝えるものだと、館内でもらったパンフレットに書いてあった。
たぶん建った当時は流行の最先端だったんだろうなぁ。

展覧会の会場は、建物の各部屋になっていて、昔大広間だったところや大食堂だった部屋などを移動しながら作品を見ていく。

洋風だけど、部屋の広さが日本人の体形にあっているような気がする。
今の感覚からすると、一部屋一部屋はちょっと狭いような。(自分の家より十分広いけど)。

壁や天井、建物の細かい所までこだわっていて、見る方も気が抜けない。
暖炉の目隠しに使うラジエーターカバーが花模様のところもあれば、魚の模様のところもあった。
天井の隅の切り込みみたいなものは換気のためだろうか。

アンリ・ルソーは今年、長崎で見た絵の人だ。赤ちゃんを描いた絵のカラフルさとは違うけど、画面の中いっぱいに濃い空気が漂っている。《エデンの園のエヴァ》

一日目に見た、タヒチに行く前のゴーギャンの絵がここにもあった。
《愛の森の水車小屋の水浴、ポン‐ターヴェン》
何人かの少年の姿が水浴びしたり、水浴びをし終えて草の上に座っている。
本で見るより実際に見た絵の方が全体的にピンクっぽく見えたのだけど、想い出補正が働いているのだろうか。

そしてもう一つ、昨日見た印象派展にもあったアンリ・ファンタン‐ラトゥール。
印象派展では桃が三つ皿の上に描かれている毎日見ても飽きないようなシンプルな絵だったけど、こちらは《二人のオンディーヌ》。
水の精の女性は幻想的で色っぽくて、森の中で迷わされても本望かもしれない。


階段の手すりも立派だな~と思いながら2階に上る。

第6章の「メルヘンと絵本の森」に置いてあった絵本や本の挿絵などがどれもわくわくするようなものばかりで、展覧会の本を買ってしまったけど、
絵本の写真は大きくないので、現物が見られるならぜひ見られたし。絵本が全部欲しくなってしまうこと間違いない。


(本には展示されていない表紙などが載っているので買っても損は無いと思う。
カタログというよりは、情報のいっぱい詰まった「本」なので)


私が失敗したな~と思ったのは、お財布を持って歩かなかったこと。
 
展覧会の関連グッズ売り場は館内の最後の方にあり、庭園入り口近くのミュージアムショップに無いものもあるという張り紙がしてあったのだが、手元に財布もなく、コインロッカーに入れてある財布を取りに美術館の玄関に行く時間もなかったのだ。

帰り際にミュージアムショップを覗くと、アンティークのアクセサリーなどが置いてあって見るだけでも楽しかった。(万単位のものもある)



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庭の方から見た美術館。



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庭にはところどころに彫刻が置いてある。



庭園を満喫して、駅へ向かい、帰路に着いた。
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