六本木ヒルズに行ってみた

六本木より2千円も安いという理由で赤坂に泊まった私は、翌朝一駅先の乃木坂まで歩くことにした。意外と坂道が急でびっくりする。

汗をかきながら、国立新美術館の前を通り越し、「六本木ヒルズ↑」の案内を頼りに、狭い路地を歩いて行くと、大きな交差点の先に、背の高いビルが現れた。

テレビなどで見た屋外のアートを写真に撮って、いざ森美術館へ。
b0070756_0171480.jpg


3階の入り口はまるで宇宙旅行へ出発する空港のロビーのようになっていて、
薄暗く、チケットを買って案内されるがままにテーマパークの様な通路を通ってエレベーターに乗り込む。

外の景色が見えないまま52階まで到達して扉が開くと、まぶしい光に一瞬目がくらんだ。

b0070756_018229.jpg


このフロアには屋内の展望室の「東京シティービュー」と「スカイプラネタリウムⅡ」という施設とレストランがあり、一つ上がると53階の森美術館にたどり着く。

b0070756_0184623.jpg


b0070756_019413.jpg

無料のクロークに荷物を預け、こちらも無料の音声ガイドを借りて、展示室に入る。

現在開催中なのは「フレンチ・ウィンドウ」展
フランスの現代美術コレクターの団体「ADIAF」が主催する「マルセル・デュシャン賞」、その10周年を記念して開催された展覧会だそうで、デュシャン本人の作品が一番初めに展示され、その後に受賞作や最終選考作などが展示されている。(H23年8月28日(日)まで)

デュシャンは「レディ・メイド」という日常的な既製品を作品として扱う手法を始めた人だ。

便器にサインをし「泉」と題して展覧会に出した作品が有名で、会場にもそれがあった。
スコップが壁に掛けられていて、意味深なタイトルが付けられていたりすると、もうそれはただのスコップじゃないものにしか見えなくなってしまう。

物自体は変わらないのに、物の持つ意味が変わってしまう不思議や、
アーティストが提示する見慣れたもののちょっと違う見方みたいなものが面白い。


直径20センチ、もしくはそれ以上の大きなパチンコ玉のようなものが床にごろごろと転がっている。
天井にはたくさんのパネルがあるけど、天井を見ても何が描かれているかよく分からない。
解説を見たか聞いたかして、もういちど銀色の玉に目をやると、一つ一つの玉にどくろが浮かび上がった。
(サーダン・アフィフの《どくろ》)

クロード・クロスキーの《フラット・ワールド》は大きな白いテーブルに大量のモノクロ写真が無造作に広げられている。

この作品は持ち帰れないが、自由に触ることが出来るので、一枚手に取ってみる。

A4くらいの紙の両面に航空写真がプリントされていて、Aという地点と地球の反対側のAという地点が一枚の紙の裏表に表されている。
都会の裏が砂漠のような場所だったり、砂漠の裏が砂漠だったりする。

解説を読むか聞くかしないとただの写真だけど、「こういうものです」と言われると、頭が勝手に想像し始めるみたいだ。


53階という空間を活かした展示室も魅力的で、この展覧会はここであってよかったなぁと思う。

会場を出て、森美術館ギャラリー1という部屋に入ってみる。
ここでは田口行弘の作品が見られる。(H23年8月28(日)まで)

動かして少しずつ撮って行くコマ撮りの映像をつなげて、
板が和太鼓に合わせてまるで生きているようになめらかに動いていく。

メイキング映像を見ていたら、この映像を作るのはものすごく手間がかかるのだなぁというのが分かった。ちょっと参加してみたい気もするけど。


美術館を出て300円を払ってエレベーターに乗り、屋上の「スカイデッキ」に上る。
警備員さんに周りの人が話しかけているのを立ち聞きする。

冬がくっきり見えてきれいだそうだ。
今日は曇っている。

b0070756_0174715.jpg


プラネタリウムのメガスターの星空も見ました☆☆☆~
[PR]