初心者、能、狂言に出かける

ナンチャンが来ると聞いて、先日行ってきました
「現代狂言V 狂言とコントが結婚したら」
もう5周年だそうです。
以前、きのこの狂言を探していたときに、現代狂言を動画で見たことがあって、
アートリエでチラシを見つけてしまったので行ってみたのです。(3000円の一番安い席で)
今回福岡が初舞台(2月5日)だそうで、それも嬉しいではありませぬか。

演目は三部構成になっておりまして、
一「六地蔵」(狂言)
二「五獣拳」(現代狂言)
三「ドラゴンキャッスル」(現代狂言)という具合。



「六地蔵」は、六体の仏像が欲しい田舎者が、都に出てきて詐欺に遭う話。

詐欺師は儲けようとして三人の詐欺師仲間に話を持ちかける。

六人でないのは、その方が分け前が多くなるからだ。
三人で六体の地蔵を演ずることになるから、さぁ大変。

さてさて詐欺師が騙し通せるか、田舎者が気付くのかは見てのお楽しみ。

二はそれを現代風にアレンジしていて、格闘家が五獣拳という五体の像を探しているところに
詐欺師が通りかかる。

詐欺師仲間は今度も三人。騙し通せるかは、やはり見てのお楽しみ。


三は浦島太郎(うら・しまたろう)が亀さんに連れられて海の中の竜宮城、
ではなくて、ドラゴンキャッスルという近未来のニートのアパートに行く話。
ニートが職業になっている未来とは・・・・・・?


見ていて思ったのは、
狂言は繰り返されることに面白さがあるのかな、ということ。
コントと似ています。

能楽堂はLという字を左にひっくり返して、それをさらに左へ90度回転させた形をしています。
短い線の方が面積が広くてお客さんから見て正面になる。


能や狂言は舞台と違って、真横から見られるのが新鮮でした。

基本は正面のお客さんに向けた演技ですが、
正面でやったことをもう一つの面でもやってくれたりしてサービス精神に溢れていました。
現代風だなぁと思う場面。
歌に合わせて、会場の皆で、さっ、さっ、さっ、さっ、と手拍子したりするのも楽しかったです。
キャストの特技を活かした演出がいっぱいあるのも見どころかも。

入場料分以上笑って、ちょっとほろりとしたり、ううんと考えるところもあったりして面白かったなぁ。

最後、弘道お兄さんと握手したであります!さらっとしていた。



そして翌日は、能と狂言の初心者向け講座に行ってきました。
「能楽堂へ行こう! 能楽入門講座2011」

狂言は「清水」
能は「船弁慶」

「清水」は主人に頼まれた太郎冠者(家来)が山に入って水を汲んでこいと言われるけど、
面倒くさくて行きたくない。そこで一計を案じるのだけどというお話。

太郎冠者が、主人に対してぞんざいな言葉づかいをするのだけど、
日頃上司にはこんな風な口をきけないので、ちょっと笑ってしまう。

「船弁慶」は、義経、静御前、弁慶、平知盛がでてきて見せ場の多い人気曲、
とチラシに書いてあったので観たくなってしまいました。

あらすじ
西国へ落ちのびるため静御前を置いていく義経。別れの舞を舞う静御前。
義経一行は出発した舟の上で平知盛の怨霊に遭うが、弁慶が祈祷して怨霊が消え去る。

「船弁慶」に出てくる義経は子役がやっていたけど、大人の設定だよなぁ・・・・・・なんでだろう。
前半は、昔の言葉について行けず、うとうとと舟を漕いでしまいました。

後半の舟が出てくるシーンや、知盛が襲いかかってくるシーンなどはどきどきして観ました。
義経の目と鼻の先まで、なぎなたを持った怖いお面の役者さんが来るのです。コワイよ!

間(あい)狂言っていうのは、Aという一つの能とBという一つの能の間にやるものだと思っていたのですが、
一つの能の中に突然そこだけ狂言が入ってくることを言うんですね。
シリアス漫画の中にいきなりギャグが入ってくるような。
それでも、雰囲気を壊さずに話が続くのが面白かった。


また初心者向けがあったら行ってみたいなぁ。
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by hon-j | 2011-02-12 09:48 | おでかけ | Comments(0)