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『カポディモンテ美術館』展

和風美人の後は、ミステリアスな西洋の美人を見に行こう、と今度は京都文化博物館へ。


その前に近くの町屋を改装した、あるとれたんと、というイタリアンのお店でランチを食べた。
三元豚と小松菜のスパゲッティ、サラダとパンがついて1300円だった。
量はがっつりではないけど、味は全部美味しかった。


で、美人はというと、居ました、居ました、妖しい美人。

その名はアンテア。


アップにした髪には宝石。
金色のドレスを着て、右肩にはテンの顔付きの毛皮。

何を考えているのか分からない丸い瞳に見つめられ、照れ臭くなる。


右端から見るのと左端から見るのとでは全く感じが違う、
と近くのおじさん二人が言っていたのでその通りにしてみる。


アンテアの左腕側から見ると、彼女の姿が細くなった。

左側が奥に引き気味になっているからだそうだ。


カラヴァッジョの流れを組む女性画家ジュンティレスキの描いた
『ユディトとホロフェルネス』は迫力があった。

女の人が、酔って寝ている男の人の首を切り落としている劇的な場面である。

別の画家の同じテーマの絵は切り落とした後だったので、こちらの方がうぇーっとなる。
けれど動きが無いので静かだ。



残念だったのは、館内は暗いけど、絵にはまぶしい照明が当たっていて、
そこの部分が見えないという作品があったことだ。

移動すると見えるけど、正面から全体が見えにくいのだ。
何とかならんかなぁ。

『ナポリ・宮廷と美
カポディモンテ美術館展
ルネサンスからバロックまで』

カポディモンテとは「丘の上」の意だそうです。

京都文化博物館
H22年12/5まで。