『上村松園』展

地下鉄の東山駅から冷たい空気の中を十分ほど歩くと、平安神宮の大きな鳥居が見えてきた。


入社以来の初めての研修で大阪に行くことになり、
自費なら泊まってよいと言われ、
大阪で泊まり、朝、京都へ向かったのだった。

(同じ系列のホテルでも大阪と京都で二千円違うのだ!
観光シーズンのせい?)

朝九時半開館で、五分過ぎたくらいに京都国立近代美術館に着いたのに、
中にはもう結構な数の人がいる。

上村松園という女性の日本画家が、若い頃から亡くなる時まで描いた、
着物を着た人物画の作品が多数展示されている。


髪も着物も顔も手抜きがない。
どこを見てよいか迷う。
淡い色の組み合わせがきれいだ。

先月京都駅でパンフレットをもらい、どんな絵があるか知っていたけど、
行ってみて驚いたのは、有名な絵は、かなり大きいということだった。

等身大の人が画面にすっぽり入ってしまいそうな位大きい。(「序の舞」「花がたみ」、「砧」など)

『晩秋』『静御前』にはなぜか引き付けられる。

切れ長の目や
空間の切り取り方に惹かれるのかなぁ。

はっきりと言い表わせないのが悔しいけど。


素描のコーナーでは、絵になる前の下書きやスケッチが見られる。

シャーペン並の細い線が、墨と筆で描けるなんて、
すごい。


四階のコレクション展も見て、美術館を後にする。
四階から見下ろす鳥居や、風景は穴場スポットみたいで結構いいかも。


『上村松園展』 京都国立近代美術館にて 2010年12月12日まで開催
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by hon-j | 2010-11-18 23:07 | 展覧会レポート | Comments(0)