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09年4月19 まで、フジタ展

福岡市美術館のレオナール・フジタ展に行きました。

中は年代順に並べてあり、初期の絵は別人が描いた絵のよう。
他の画家の影響を受けているんだろう。

それから5年くらいで、フジタらしい作品が出てくる。肌の色や線がガラッと変わる。
等身大くらいの女性の裸体画は、実際居たら重そう。人の体の形って面白い。

メインは4枚の巨大な群像画。

壁一面にたくさんのポーズをとった男女がいる。
テーマはあるけど、人物たちには繋がりがないみたいだ。バラバラな感じ。
モノクロのものを見ると、人物の並びがはっきり分かってまた違う絵のよう。

最後は晩年の教会の装飾。絵画、ステンドグラス、
風見鶏など(建物も?)もデザインしている。

展示の空間が面白いんだけど、高いところにある絵は見づらいので、
細部まで見られるようコピーが下の方にあったらよかったなぁ。


藤田嗣治というと、色のことしか知らなかったけど、
絵だけじゃなく色んな作品を残した人なんだということが分かって、
充実した展覧会でした。
家も可愛くて、ポストカード買ってしまいました。